国際結婚カップルに人気の神社婚
近年、日本国内において、国際結婚カップルが神社で結婚式を挙げる「神社婚」が注目を集めています。伝統的な神前式は、厳かで美しい儀式として、日本人だけでなく、海外からのゲストにも感動を与え、大きな人気を博しています。
株式会社COURAGEが運営する和婚情報誌『日本の結婚式』とWEBサイト『日本の結婚式.com』は、「いい夫婦の日」に合わせ、神社婚を挙げた国際結婚カップル2組と、挙式会場である報徳二宮神社(神奈川県小田原市)の宮司へのインタビューを行いました。
インタビュー内容
イギリスとフランス出身のカップルは、日本の伝統的なスタイルと、家族の絆を深める儀式に魅力を感じ、神社婚を選択したと語っています。神前式で交わす誓いは、単なる結婚の約束ではなく、互いの命、これまでの人生を支えてくれた人々、そして巡り合う縁への感謝を込めた、神聖な儀式であることを実感したそうです。
一方、
日本とドイツ出身のカップルは、日本の文化への敬意と、異文化交流を通して家族の絆をさらに深める機会として、神社婚を選んだとコメント。異なる文化を持つ家族が、共通の儀式を通して一体感を共有できたことが、大きな喜びだったようです。
報徳二宮神社の宮司は、国際結婚カップルに神社婚が人気な理由として、日本の伝統文化への関心の高まりと、神前式が持つ普遍的な魅力を挙げています。神様を介して誓いを交わす儀式は、国境を越えて、多くの人々の心を掴む力があると語りました。
神社婚の魅力
神社婚の魅力は、単なる結婚式という枠を超えています。それは、古来から受け継がれる伝統的な儀式を通して、家族や親族の絆を深め、人生における新たな出発を祝う、神聖な時間です。
三三九度や玉串奉奠といった儀式は、参加者全員にとって、深く心に刻まれる感動的な体験となります。神道の精神に基づいた儀式は、参加者の心を癒し、夫婦の新たな門出を祝福する力に満ち溢れています。
日本の結婚式「神前式」
神前式は、神社や神殿で行われる、日本の伝統と心を大切にした結婚式です。日本の文化に触れる機会が少ない外国人にとって、神前式は、日本文化を体験できる貴重な機会となります。
また、神前式は、現代の商業的な結婚式とは異なり、古くから受け継がれてきた人生儀礼です。時代を超えて受け継がれる伝統は、変化の激しい現代社会において、普遍的な価値観と心の拠り所を与えてくれます。
まとめ
神社婚は、国際結婚カップルにとって、日本の伝統文化を体験し、家族の絆を深める、特別な機会となっています。神聖な儀式と、温かい人々のつながりが、かけがえのない思い出を創り出しています。この取材を通して、「いい夫婦」とは何か、そして「日本の結婚式」の魅力を改めて考えるきっかけになれば幸いです。