大阪・関西万博を契機にした新ガイドブックの発表
2025年大阪・関西万博の開催が徐々に迫っている中、イベント・MICE業界にとって重要な取り組みが進行中です。業界を代表する6団体が集結し、サステナビリティをテーマにした「イベントMICEサステナブル運営ガイドブック」を発表する運びとなりました。このガイドブックは、国際的なサステナビリティの取り組みに呼応する形で、イベント制作やMICE運営における持続可能性の推進を目指しています。
背景と目的
本ガイドブックの制作には、主に2025年日本国際博覧会協会、一般社団法人日本イベント産業振興協会、一般社団法人日本コンベンション協会、一般社団法人日本ディスプレイ業団体連合会、一般社団法人日本展示会協会、公益財団法人大阪観光局が関与しています。これらの団体は、SDGs達成の一環として、イベント・MICE業界が持続可能な形で運営されるように尽力しています。
このガイドブックは、単なるマニュアルにとどまらず、今後の改訂を重ねつつ、イベントや展示会などで具体的に実践できる指針を提供することが期待されています。また、SDGsの観点から未来の課題に真摯に取り組む姿勢を示すものでもあります。
記者発表会の詳細
この度、ガイドブックの完成を広く発信する目的で記者発表会とセミナーを開催します。開催日時は2024年9月20日(金)14:00~16:30で、東京のコングレスクエア日本橋にて行われます。参加が想定される人数は、会場で200名、オンラインで先着500名となっています。
イベントの内容
記者発表会では、ガイドブックの完成を記念し、第一部としてその内容を正式にお披露目します。続く第二部では、業界の専門家による基調講演や、ガイドブックの利用方法についての解説が予定されています。
基調講演には、2025年日本国際博覧会の会場運営プロデューサーである石川勝氏や、持続可能性部の部長である永見靖氏が登壇します。特に、彼らは日本のイベント・MICE業界に向けた新しい動きやガイドブックの活用法について、具体例を交えて説明する予定です。
さらなる目標
本ガイドブックは、2025年大阪・関西万博の開催がもたらすレガシーの一環として位置づけられています。そして時代の変化に応じて、必要な改訂を行いながら、イベントやMICEの運営における長期的な指針となることを目指しています。
持続可能な社会の実現に向けた取り組みは、今後ますます重要になるでしょう。イベント・MICE業界がその先頭に立つことで、他の業界にも良い影響を与えることが期待されています。イベント関係者や関連業界の皆様には、この発表会やガイドブックを通じて、さらなる意識の向上を図っていくことを願っています。