スイスの高級機械式時計ブランド、オリスがフランスプロサッカーリーグ(LFP)と手を組み、素晴らしい取り組みを行っています。このコラボレーションは、児童福祉を支援するための特別な時計を発表するもので、その名も「LFPリミテッドエディション」。
オリスの新しい時計は、レトロスポーツデザインのダイバーズ65を基にしており、特別なフォントはCNAPE(フランス国家児童保護連盟)からインスパイアを受けたものです。子供たちの無垢な手書き文字のようなフォント使うことで、時計自体が彼らの声を代弁するかのようなデザインが施されています。
このプロジェクトには、ただ時計を製造・販売する以上の意味があります。オリスは2022年にLFPとのサステナビリティ活動を開始し、サッカーというスポーツを通じて社会貢献を推進する姿勢を示しています。LFPは、欧州でも有数の社会貢献に努めるサッカーリーグとして、多くのチームが2500以上の公益活動に関与しています。また、オリスは国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)の実現にも取り組む「ゴールのためのフットボール」プログラムの一員でもあります。
新作時計の発表には、毎年開催される「子ども擁護トーナメント」が関連しており、オリスはそのプロモーションを強化するため、この特別なモデルを作り上げました。時計の購入者や大会の参加者には懸賞が用意されており、その収益は全てCNAPEの活動に寄与されます。フランス語で「子どもの擁護者」を意味する「Les Defeneurs de I'Enfance」という言葉が、この取り組みの核心を表しています。
この時計のデザインには、いくつかの注目すべき特徴があります。まず、文字盤のフォントはオリスのロゴでも使われているスクリプトタイプフェースで構成されている点は特に珍しいと言えます。また、「water resistant」(防水)の文字は他の要素と同様にレインボーカラーが使用され、子供たちのサッカー大会のロゴとも彩りを共有しています。文字盤の青は国連のSDGsの17番目の目標・「パートナーシップで目標を達成しよう」に関連しています。
ケースバックには「Les Defeneurs de l’Enfance」という刻印が施されるなど、社会貢献への意志が随所に表れています。この時計は38mmのステンレススチールケースを使用し、逆回転防止ベゼルやねじ込み式リューズ、蓄光インデックスとセンター針を備えています。オリスキャリバー733を動力に、41時間のパワーリザーブも兼ね備えており、実用性とデザイン性が融合した一品です。
さらに、この特別モデルは全世界で1000本の限定販売となっており、今後、2024年8月に発売予定です。店頭価格は440,000円(税込)で、時計を手に入れることで、ただのファッションアイテムとしての価値に留まらず、社会貢献に参加する機会も得られます。
オリスのこの新しい取り組みは、サッカーの魅力を通じて子供たちの未来への希望を繋ぐ素晴らしいプロジェクトと言えるでしょう。これからもオリスとLFPの関係がどのように発展していくのか、目が離せません。