新刊紹介:『伊能忠敬 足で日本地図をつくった男』
この度、株式会社新興出版社啓林館は、児童書の「文研出版」ブランドより新刊『伊能忠敬 足で日本地図をつくった男』を全国の書店で発売しました。著者はノンフィクションの分野で知られる国松俊英さんで、彼の人物伝シリーズの一環として誕生したこの作品は、歴史上の偉大な地図製作者の物語を伝えます。
あらすじ
この書籍は、伊能忠敬が日本の地図を作成する旅を描いています。彼は五十歳を迎えてから天文観測や測量技術を学び、挑戦的な旅に出たのです。特に、彼が特定した緯度一度分の長さが日本全体の地図を描くための出発点となり、その熱意あふれる姿勢が読者に響くことでしょう。彼の描く精密な地図は、今や歴史的な傑作として多くの人に認められています。
編集者のポイント
1. 巻頭人物紹介で地理を理解しやすく
物語には地名が頻繁に登場しますが、巻頭に人物紹介を配置することで、読者が物語の流れをより理解しやすくしています。関係する人物や地名を視覚的に押さえることで、読書のストレスを軽減しています。
2. 豊富な挿絵で臨場感を提供
本書のチャプターごとには、2~3枚のイラストが配置されており、当時の歴史的な背景や出来事を視覚で感じられる工夫がされています。「戦」や「交渉」といった難解な歴史的なトピックも、イラストによって生き生きと伝わるのです。
著者について
国松俊英さんは東京都に住む作家で、日本児童文学者協会の会員でもあります。彼は自然や人物の生涯をテーマにしたノンフィクションにも定評があり、さまざまな受賞歴を持っています。主な著書には、縄文時代や自然に関する作品があり、その多才な才能を発揮しています。
イラストを手がけた十々夜(ととや)さん
この本のイラストを担当する十々夜さんは、京都府在住の画家です。彼女は「アンティークFUGA」シリーズや、「妖怪道中膝栗毛」シリーズなど、多くの著名なイラスト作品を手がけてきました。そのため、本書にも大きな期待が寄せられています。
商品情報
新刊『伊能忠敬 足で日本地図をつくった男』は、シリーズ「歴史をひらく人物伝」の一環として、対象読者は小学校高学年以上です。
- - 判型:四六版
- - 本体価格:1980円(税抜き1800円)
- - ISBN: 978-4-580-82687-8
詳細情報については、
こちらのHPをご覧ください。
日本地図を築いた伊能忠敬の情熱を感じるこの一冊は、学びの場や家庭で、多くの子どもたちに影響を与えることでしょう。ぜひ、手に取ってご覧ください。