果物の旨味引き上げ
2026-10-20 08:09:12

山梨発、果物の旨味引き上げる熟成技術を無償公開

山梨県甲州市に本社を構える山本ファーム有限会社が、果物の香りと旨味を大幅に引き上げる熟成技術『Thermarome(テルマロム)』の無償公開を発表しました。この技術は、気候変動の影響で高品質なフルーツの生産が難しい中、零細企業が技術を独占するより広く共有することが重要だという理念から来ています。

技術の詳細


『Thermarome』は、一般的な厨房機器に冷蔵庫を組み合わせることで、フルーツの生食の特長を保ったまま、華やかな香りと濃厚な旨味を引き出すことができます。この熟成技術は、密閉したフルーツを春陽の湯(37℃〜42℃)で穏やかに温め、特有の加熱臭を出さずに香りと旨味を高めます。

この技術は、長年にわたる研究の結果として誕生したもので、10年前にゆず湯からのアイデアを元に開発が始まりましたが、当初は周辺機器との兼ね合いから普及が難しかったものです。しかし、近年の水流循環型低温調理機の普及により、家庭で手軽に熟成を楽しむ環境が整ってきました。

どのようなフルーツに使えるのか


公開される『Thermarome Data Ver 1.0』には、山梨県で多く生産される生食ブドウや広く親しまれている柑橘類など、合計12品目の推奨熟成データが含まれています。これにより、料理人やパティシエ、生産者だけでなく、一般消費者も家庭でフルーツの熟成を試みることができるのです。

対象となるフルーツには、青系ブドウ(シャインマスカット)、黒系ブドウ(巨峰、ピオーネ)、赤系ブドウ(甲斐路)、リンゴ(赤、青系品種)、柑橘類(温州みかん、オレンジ、グレープフルーツ、すだち、レモン)、甘柿などがあります。

これからの展望


技術の公開は、2026年10月20日から自社ウェブサイトを通じて行われる予定です。今後、リキッドフリーザーの技術革新により、日持ちしない熟成フルーツの流通も楽になると期待されています。さらに、多様な利用が可能な『Thermarome』は、料理界など様々な分野での応用が見込まれています。

お問い合わせ


『Thermarome』に関する詳細や質問は、山本ファームに直接お問い合わせください。担当の太田尚子さんが全力でサポートします。連絡先情報は、企業の公式ホームページに記載されています。

この画期的な試みが、果物の新たな楽しみ方を提案し、また地域経済にも寄与することでしょう。山本ファームの挑戦に今後も注目です。

会社情報

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山本ファーム有限会社
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