レジリアと日立「TWX-21 SCPF」が連携、サプライチェーンリスク管理を強化
サプライチェーンリスク管理クラウド「Resilire(レジリア)」を提供する株式会社レジリアは、日立が提供するサプライチェーンプラットフォーム「TWX-21 SCPF」との連携を開始することを発表しました。
「TWX-21 SCPF」は、日立が約30,000社の調達パートナーと推進するサステナブル調達やレジリエンス向上など、調達改革におけるサプライチェーン構築のノウハウと、グローバルで約85,000社の企業間取引を支えるSaaS型クラウドサービス「TWX-21」の取引データを掛け合わせたものです。これにより、従来の調達部門では難しかったデータドリブンな戦略的調達を可能にし、価格推移分析による適正コストでの調達やサプライヤーリスク分析結果に基づく分散購買などを実現します。
レジリアは、BCPサービスやESG評価機関のデータベースと連携することで、2次サプライヤー以降まで含めたサプライチェーン構造の可視化やSNSを活用したグローバルでの災害情報の検知、サプライヤー評価情報の自動更新を実現します。これにより、ESG規制や自然災害などのさまざまなリスクに対する事業影響の把握や初動対応の迅速化など、サプライチェーンの包括的なリスクマネジメントを実現します。
連携によるメリット
今回の連携により、以下のメリットが期待されます。
サプライチェーンリスクの早期発見と対応: レジリアのBCPサービスやESG評価機関のデータベースを活用することで、サプライヤーのリスクを早期に発見し、適切な対応を講じることが可能になります。
サプライチェーンの可視化と透明性の向上: 「TWX-21 SCPF」のデータと連携することで、サプライチェーン全体の構造を可視化し、透明性を向上させることができます。
サステナビリティの強化: サプライヤーのESG評価情報を活用することで、サステナビリティに配慮した調達を進めることができます。
企業情報
株式会社レジリア
事業内容: サプライチェーン管理サービス「Resilire」の企画・開発・運営・販売
設立: 2018年9月
本社: 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝 10F
企業URL: https://corp.resilire.jp/
日立製作所
事業内容: 社会イノベーション事業
売上収益: 8兆5,643億円(2023年度)
従業員数: 約27万人
*
企業URL: https://www.hitachi.co.jp/
まとめ
レジリアと「TWX-21 SCPF」の連携により、サプライチェーンリスク管理が強化され、企業はより安全で安定した事業運営が可能になります。今後、両社の技術を活用した新たなサービスやソリューションの開発にも期待が高まります。