ソラコムとOpenAI APIプラットフォームの新たな提携
株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉川憲)は、OpenAIが提供する「OpenAI APIプラットフォーム」とエンタープライズ契約を結んだことを発表しました。この契約により、ソラコムは生成AIを更に業務に取り入れる状況が整い、新しいサービス開発が期待されています。
OpenAI APIプラットフォームとは?
「OpenAI APIプラットフォーム」は法人向けに設計されたソリューションであり、大規模なシステムへの組み込みを念頭に置いています。高いセキュリティ対策や管理機能を備えており、業務システムや顧客向けサービスに生成AIを組み込む際に必要とされる要件を広くカバーしています。特に、リクエスト単位でのデータ保持を行わないゼロデータ保持や、学習に対するデータ利用の無効化オプションなど、エンタープライズ環境における統制機能が整った内容です。
生成AIとIoTの親和性
ソラコムは早くから生成AIに注目し、業界内での利用ガイドラインを整備すると共に、ChatGPTを社内業務に導入してきました。この取り組みを通じて、業務効率化や新たな価値の創造に尽力しています。生成AIは特にIoTと親和性が高く、センサーデータの分析・予測、意思決定支援、さらにはロボットの応用に至るまで幅広い可能性が見出されています。
これまでにも、IoTアプリケーションの開発を支援する「SORACOM Flux」、時系列データの可視化と分析を行う「SORACOM Harvest Data Intelligence」、そして自然言語によるデータ照会を可能にする「SORACOM Query Intelligence」など、多くのサービスに生成AIを組み込んで提供してきました。
新たな取り組みに期待
今回のエンタープライズ契約によって、IoTプラットフォーム「SORACOM」は、生成AIを組み込んだ新たなサービスやプロダクトの開発を一層加速します。加えて、より安定したプラットフォームの構築と、安心して利用できる環境の整備にも力を入れていく方針です。
ソラコムが目指す未来
ソラコムは「テクノロジーの民主化」を掲げ、誰もがIoTを簡単に活用できる社会を目指しています。生成AIの活用はその一環であり、新しい価値の創出を通じて社会に貢献することを目指しています。IoTプラットフォームが提供するサービスは、世界180以上の国と地域で利用可能であり、製造業、エネルギー業界、決済領域など様々な産業においてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。さらに、イノベーティブなスタートアップや持続可能な地域社会を支える取り組みにも対応しています。
詳しくは、公式サイト
SORACOM をご覧ください。