2024年9月10日、東京のパレスホテルにおいて、一般財団法人上月財団は「2024年度上月スポーツ選手支援事業」認定式および「上月スポーツ賞」の表彰式を盛大に開催しました。本財団は1982年に設立され、教育を未来の基盤とする理念のもと、スポーツ、教育、文化の発展を目指しています。
今年度の支援事業には、今後の活躍が期待される80名のアスリートが認定され、彼らは水泳、体操、柔道など14の競技から選ばれました。ジュニア選手たちは、トレーニングに専念するための経済的支援を受け、昨年度よりも助成額が増加しました。高校生や大学生は年間120万円、小学生や中学生は90万円の助成を受けることができます。また、被災地域への支援も行われるなど、選手たちが競技に打ち込む環境を整えるための取り組みが続けられています。
認定式では、選考委員長の東尾公彦専務理事が挨拶を行い、続いてスポーツ庁次長の寺門成真氏や日本スポーツ協会会長の遠藤利明氏が来賓として登壇しました。認定書の授与が一人ひとりに行われ、競泳の平井瑞希選手が代表として誓いの言葉を述べました。
そして、表彰式に移り、「上月スポーツ賞」が今年度のオリンピックや世界選手権で素晴らしい成績を収めた選手たちに贈られました。この賞は2003年から続いており、過去には羽生結弦選手や伊藤美誠選手が受賞しています。受賞者は選考委員会によって選ばれ、広く認知されています。上月スポーツ大賞には、パリオリンピックでの成功を収めた岡慎之助選手や飯村一輝選手などが名を連ねました。
表彰式では、公益財団法人日本オリンピック委員会の尾縣貢氏から祝辞があり、メダル獲得者たちにはトロフィーが授与されました。また、受賞者を代表して岡選手と飯村選手が、支援を受けたことに対する感謝の言葉を述べ、パリオリンピックの経験を語りました。
歓談中には、過去の受賞者たちも出席し、アスリートたちへの激励の言葉を贈りました。これにより、未来のアスリートたちはさらなる情熱を持って夢に向かって進むことができる姿勢を示すことができました。
上月財団は、今後も若手アスリートたちを支援し続けることで、日本のスポーツ界の未来を担う人材を育成していく方針です。彼らの支援事業は、トップアスリートの育成およびスポーツ文化の振興に大きな貢献を果たしています。実際に、助成金が支給されることにより、選手たちは競技に専念する時間を確保でき、多くの人々に感動や喜びを提供することが可能となっています。これからの活躍が楽しみです。