異色の空間「FACTORY」オープン
代官山で新たに開店した眼鏡専門店「FACTORY」は、目を見張るユニークなデザインと空間構成で訪れる者を魅了します。この新たな店舗は、既存の代官山店とは対照的に、ポーランドやチェコスロバキアなど東欧の工場をイメージした「工場」としてのテーマを持ち合わせています。
深まる時空間の旅
「FACTORY」に一歩足を踏み入れると、まるで時空を超えたかのような感覚を味わえる空間が広がっています。エイジングされた鉄がメインのデザインは、バーカウンターや煉瓦壁、3メートルに及ぶ鉄の天板テーブルなどの重厚感を演出。一方で、CHIBI芳賀氏の花木が、厳かな空間に柔らかなアクセントを添えており、訪れる人々に安らぎを与えます。
ここではアンティークのレンズ加工機やレンズメーターも展示され、眼鏡に対する好奇心が刺激される仕掛けが随所に見られます。店舗内では、様々な時代や地域で使用されたアイテムが並び、ただの物品展示ではなく、時代背景やストーリーが語られています。
高貴なアイテムたち
「FACTORY」では、1900年代の青銅器工場で使われていた鉄製収納棚や、1930年代のフランスのボタン工場での木製引き出しといったアンティークアイテムが揃っています。特に、目を引くのはドイツ製のレンズ加工機とレンズメーター。これらは当時の眼鏡製造技術を物語る貴重なアイテムです。
また、店内には眼鏡のルーツや歴史を辿れるミュージアムスペースも設けられ、眼鏡の文化に関心を持つ人にとって、見逃せない貴重な資料やアイテムが並びます。
検眼室と和のアート
2Fには検眼室と待合スペースがあり、MERRYのmomokoさんによる壁画が来店者を優しく迎えてくれます。この空間では、眼鏡選びという日常を特別な体験に変える工夫が随所に施されており、来る人々に新しい価値を提供しています。
代表岡田氏の想い
代表の岡田氏は、眼鏡を視力矯正だけでなく、楽しさを追求するアイテムとして提案してきました。「FACTORY」はその集大成として、お客様とともに創りあげた空間。彼の理念は、ただのショップではなく、来店者が楽しめる体験型の場所を目指しています。
岡田氏は、この空間を実現するにあたり、多くの仲間たちの力を借りて、細部までこだわり抜いた結果、まるでジャズバンドのように自由でアートな空間が誕生しました。「グローブスペックス」を訪れるすべてのお客様に、幸せや楽しさを提供する憩いの場でありたいと願う岡田氏の言葉が印象的です。これからも新たな眼鏡の楽しみを提供し続けていくことでしょう。
訪れるたびに違った体験ができる「FACTORY」。その独特な空間で、あなたの眼鏡選びを楽しんでみませんか?