名古屋の居酒屋チェーンが新たな仲間と歩み出す
名古屋市内で和食居酒屋26店舗を展開する株式会社ぐっとくるダイニングは、就労継続支援A型事業所である株式会社ぐっとくるサポートとの新たな連携を経て、障がい者の雇用促進に向けた「ずっとCrewプロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、職場の環境を向上させ、誰もが働きやすいと感じる職場を目指しています。
1年間の歩みと成果
このプロジェクトは始まってからわずか1年で、累計25名がこの取り組みを通じて活躍。さらに、2名のスタッフが一般就労に移行するという成果を上げました。全体の定着率は約88%であり、これは少数の離職者で表されています。
これまでの実績は、慢性的な人手不足に悩む飲食業界において新たな雇用モデルとして、他の企業にも波及効果が期待されます。
プロジェクトの内容
「ずっとCrewプロジェクト」では、在籍スタッフと退職したスタッフをつなげる「crew LINE」というプラットフォームも設立。今後のプロジェクトでは、障がいや病気を持つスタッフが自分らしく働ける環境を提供しつづける方針です。スタッフ同士がお互いをリスペクトし合い、より良いワークスペースを作ることを目指しています。
業務内容
- - 本部: 口コミへの返信、動画編集、SNSの投稿、予約の対応、メニューブックの作成など
- - セントラルキッチン: 串打ちを中心に、適性に応じた様々な仕込み業務を担当
特に、セントラルキッチンで作業するスタッフは、実際に作成に携わった動画も公開されており、成果が可視化されています。
一般就労移行の実例
具体的な成功事例として、以下の三名のスタッフを紹介します。
1.
Aさん(50代男性): 飲食業界での経験を持ちながらも長いブランク後、A型事業所に入り2ヵ月後に一般就労へ移行。現在も職場で活躍中です。
2.
Bさん(20代男性): セントラルキッチンにて串打ち作業を担当し、その技術・意欲の高さが評価されて一般就労へ移行。現在はさらに高い業務を任されています。
3.
Cさん(40代女性): 事務や動画作成を担当し、明るい性格と真面目な姿勢でチームに貢献。一般就労への移行が期待されています。
社会的課題への挑戦
日本国内では、就労継続支援A型事業所を利用する方は約8.5万人に達しますが、一般就労への移行率は低迷しています。その中で、ぐっとくるダイニングは、障がい者雇用の重要性を理解し、企業として責任を持ち、スタッフが活躍できる環境を提供しています。これは、働くことの希望を持つ人々にとって非常に意義深い試みです。
代表者の思い
代表取締役の岩田聡は、「障がいがあっても、良いクルーは変わらない」と強調します。個々の特性に合わせた仕事と環境を真剣に考え続けることで、飲食業界の雇用のあり方に変化をもたらすことができるのではないかと願っています。
今後の展望
今後も、A型雇用に依存せずとも、一般就労を果たす人々が増えることを目指し、さらに取り組みを進めていく方針です。多様な働き方を認め、尊重し合う文化を職場に根づかせ、「ぐっとくるダイニング」としての価値を高めることに尽力していきます。
企業ホームページでは、プロジェクトの詳細や今後の展開に関する情報が発信されています。