避難所支援システム
2024-09-12 18:55:10

TDCソフトが栃木県矢板市で開発した災害時の避難所支援システムの詳細

TDCソフトの新システムが実現する確かな避難所運営



TDCソフト株式会社(代表取締役社長:小林 裕嘉)は、栃木県矢板市の地域活性化と市民サービスの向上を目的に「避難所チェックインシステム」を開発しました。このシステムは、災害時における避難所の管理をデジタル化し、効率的な運営を実現します。

開発の背景


栃木県矢板市は、EBPM(Evidence Based Policy Making)を通じた政策立案を進めるなかで、データ連携基盤の必要性を感じていました。そこで、TDCソフトはシステム興産の協力を得て、この基盤の構築と、「避難所チェックインシステム」の開発に取り組むことになりました。このシステムは、災害時に避難所をスムーズに運営するための重要なツールとなります。

システムの概要


「避難所チェックインシステム」は、避難者がスマートフォンを利用して手軽にチェックインできる仕組みです。これにより、避難所を運営する職員の業務負担が軽減され、また防災データの利活用が促進されます。具体的には、以下の主要機能が搭載されています:
  • - 避難者情報の登録:避難者の氏名、住所、連絡先などの情報をスマートフォンから即座に入力し、登録が可能です。
  • - 情報の管理:登録された情報を一覧表示し、検索やCSVファイルとして出力することができます。
  • - リアルタイム情報の共有:避難者数や属性情報をリアルタイムで把握し、市本部との情報交換を円滑に行えます。

特徴と利点


このシステムは、次のような特長を持っています:
  • - スタンドアロンでの動作:電源やネットワークが遮断されるような現場でも稼働できるよう、シングルボードコンピュータのRaspberry Piを採用しました。
  • - 操作の簡便さ:利用者は特別なアプリのインストールなしに、QRコードを読み込むだけでチェックインが完了します。
  • - コスト効率:Raspberry Piの採用により、導入コストを抑え、各避難所に導入しやすい環境が整います。

期待される効果


「避難所チェックインシステム」は、避難者管理の効率化をもたらします。デジタル化された登録・管理機能により、職員が迅速かつ正確に避難者を管理できるようになり、混雑状況や必要な物資の把握が容易になります。また、避難地域に残された住民の確認を行うことで、二次被害の防止にもつながります。

地域社会への貢献


矢板市の生涯学習課スポーツ推進室の川上将司氏は、「このシステムは市民の安全確保に大いに貢献する」と高く評価しています。今後、TDCソフトは他の地域への導入支援も行い、広域での災害対策においても機能拡充を目指していく方針です。また、矢板市と共にデータ連携基盤を活かして、市民が満足できる政策を形成し、地域の活性化に寄与する意向を示しています。

会社紹介


TDCソフトは、社会のニーズに応えるために次世代のシステムインテグレーションを目指し、様々なデジタル技術を取り入れています。『世の中をもっとSmartに』を企業のパーパスとし、顧客に高付加価値のITサービスを提供しています。この新しい試みは、まさにその理念を体現したものです。


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会社情報

会社名
TDCソフト株式会社
住所
東京都千代田区九段南1丁目6−5九段会館テラス
電話番号
03-6730-8111

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