アクセシビリティ向上支援
2025-01-20 10:30:14

トルクとgootboxが協業しアクセシビリティ向上支援サービスを開始

2025年1月14日、東京の企業トルクとgootboxが新たに搭載した「アクセシビリティ向上支援サービス」。このサービスの登場は、現代社会におけるアクセシビリティの重要性を再認識させるものです。近年、共生社会の実現に向けた動きが高まり、2024年の障害者差別解消法の改正施行に伴って、企業はより多様なユーザーに配慮した情報発信が求められています。

まず、アクセシビリティとは何かを考えてみると、特に視覚や聴覚に障害を抱える方々が情報にアクセスするための配慮が必要になります。トルクは数年にわたり、デザインやフロントエンド技術、さらにはアクセシビリティ関連の施策に特化した取り組みを行ってきました。その成果をもって、今回のサービスが呈示されることとなりました。

一方、gootboxは高品質な映像制作やウェブサイト構築を手掛け、多くの企業に支持されています。そのため、両社が持つ専門性を結集して提供される本サービスは、企業のブランディングを損ねることなく、多様なユーザーに向けたコンテンツの充実を図ることを目的としています。

この新しいアクセシビリティ向上支援サービスの特徴は、まず「現状診断・課題抽出」から始まります。ウェブサイトや映像コンテンツの詳細な分析を基に、W3Cが定めたWCAG(ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン)に照らし合わせた改善点を明確にします。これにより、どの部分がアクセシブルでないかが可視化され、次のステップへと進むための基盤が築かれます。

次に行われるのが「アクセシビリティ設計・ガイドライン策定」です。企業のデザイン性を保ちつつ、アクセシビリティを考慮した設計指針を策定することによって、ユーザーにとって使いやすい環境を提供します。映像コンテンツには字幕や音声解説が追加され、ウェブサイトの構造や色彩設計も見直されることで、ブランディングを損なうことなく改善が図られます。

このような設計が整ったところで、「改善実装・クリエイティブ制作」が実施されます。gootboxが得意とする映像制作の技術と、トルクのフロントエンド技術を併用することで、実際に改善施策が具現化されます。アクセシビリティに配慮した映像コンテンツの編集やマークアップ最適化が行われ、より多くの人が情報にアクセスできる環境が整います。

最後に「検証・運用サポート」が行われます。実施後にはユーザーテストや解析データを用いて、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを回し、継続的な品質向上を図ります。さらに、社内教育や啓発活動のサポートも行い、企業全体でアクセシビリティに対する理解を深めることが期待されています。

トルクとgootboxの協業により、今後もアクセシビリティ向上のノウハウが深化され、AI技術を活用した新たなサービスの開発にも取り組んでいくとのことです。他方で、業界のガイドラインや関連法規への適合も支援し、運用担当者向けの教育プログラムを展開することで、企業全体のアクセシビリティ推進に寄与していく姿勢は、今後の社会において不可欠です。私たち一般ユーザーにも、ますます利用しやすいウェブサイトや映像コンテンツが提供されることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社gootbox
住所
東京都渋谷区恵比寿西1-33-15EN代官山ビル 4F
電話番号
03-6812-9801

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