箱根での新しい移動体験「カンモビMove」の始まり
2024年8月1日より、箱根町でAIを活用した相乗り移動サービス「カンモビMove」の実証実験が始まります。このプロジェクトは、株式会社TRAPOLと関西電力の共同によるもので、持続可能な観光と地域交通の課題解決を目指しています。
背景
箱根町は、日本有数の観光地であり、毎年約1,951万人もの観光客が訪れます。しかし、観光名所や宿泊施設が広範囲にわたって分散しているため、スムーズな移動が必要です。そのため、関西電力はゼロカーボンビジョンの一環として、MaaS(Mobility as a Service)を推進しています。この取り組みの一環として、TRAPOLとタッグを組み、効率的な相乗り移動サービスを提供することになりました。
サービス内容
「カンモビMove」は、AIを活用して、複数の利用者の乗降場所を最適化し、1台の車両で移動するサービスです。
- - 予約方法: スマートフォンで簡単に予約が可能。WebサイトやLINEから、乗車地や目的地、時間を自由に指定できます。
- - 料金プラン: 利用者は1回定額、1日乗り放題、2日乗り放題から選択できます。
- - 多言語対応: AI通訳機「ポケトーク」が全車両に設置されており、訪日外国人観光客にも適した対応が可能です。
- - 運行エリア: 箱根町全域がカバーされ、地域の観光名所へのスムーズなアクセスが実現します。(一部乗降不可エリアあり)
実証実験の詳細
実証実験は、2024年8月1日から2025年7月31日までの1年間を予定しています。
- - 運行時間: 8:00〜18:00(年中無休)
- - 車両: 10人乗りと5人乗りの計5台が運行します。
- - 支払い方法: 降車時に現金またはクレジットカードで支払いが可能です。
期待される効果
このサービスは、観光客に新しい移動の選択肢を提供し、質の高い観光体験を実現することを目指しています。具体的には、観光客の満足度向上や非混雑エリアへの誘客、特に繁忙期の交通混雑緩和などが期待されます。また、環境負荷の低減にも貢献し、将来的には電動バスなど、より持続可能な交通手段への転換も視野に入れています。
企業コメント
TRAPOLの代表である森脇健吾氏と関西電力の田脇副長は、「このサービスにより、多くの人々に箱根の魅力を体験してもらえることを期待しています。また、環境に配慮した持続可能な観光地づくりにも貢献したいと考えています」とコメントしています。
今後の展開
箱根町での実証実験を通じて得られたデータを元に、より良いサービスの改善・最適化を行い、2025年度以降には旅行ツアーとの組み合わせや高付加価値サービスの提供も計画しています。
この新しい相乗り移動サービス「カンモビMove」が、観光地箱根の未来をどのように変えるのか、非常に楽しみです。