チエルとコクヨ、教育環境のICT活用を協力して推進

チエル株式会社が、オフィス家具メーカーのコクヨ株式会社と連携し、教育環境におけるICTを活用する新たな取り組みを開始しました。この協業は、全国の教育施設を対象に、販促物の企画・制作や共同セミナーを通じて進められます。両社は、教育現場のICT環境向上へ向けての強力なパートナーシップを結びました。

協業の背景

近年、小中学校ではGIGAスクール構想が進展し、高校ではDXハイスクール事業がスタートするなど、教育のICT化が加速しています。特に、2022年度からの新学習指導要領においては、生徒自身が課題を設定し探究するスタイルが重視されるようになりました。これに伴い、ICT機器の導入のみならず、教育空間の環境整備が不可欠とされており、チエルのソフトウェアとコクヨのハードウェアを合わせることで、教育環境を新たに構築しようとしています。

協業の概要

今回の協業では、GIGAスクール構想の第2期や文部科学省の「リーディングDXスクール事業」などの施策を念頭に、チエルの提供するICTソリューションとコクヨの教育用家具・空間デザインのノウハウを融合させて、創造性や学びの可能性を引き出す学習環境を作り出すことを目指しています。具体的には、小中学校向けに「クリエイティブラボ」、高等学校向けには「デジタルラボ」を提案し、それに基づく販促物の共同制作を行います。このリーフレットは、全国の教育施設に配布される予定です。また、10月には教育関係者向けのウェビナーも実施予定です。

今後の展望

チエルは、自社が提供する様々なICTソリューション（例：『CaLabo® MX』など）と、コクヨの多機能なデスクやチェアなどの教育専用家具を融合させた新しい教育空間の提案を検討しています。これにより、高校での「総合的な探究の時間」や「情報Ⅰ」科目の学習活動に最適化した空間を自在にレイアウトできる柔軟性の高い「デジタルラボ」が誕生することが期待されています。