キヤノンITSと神戸学園が手を組み新たなDX人材育成を開始

キヤノンITSと神戸学園によるDX人材育成ワークショップ

デジタルトランスフォーメーション（DX）が進む中、企業が求めるデジタル技術に精通した人材の育成は急務となっています。そこで、キヤノンITSと学校法人神戸学園グループは、学生対象のワークショップを開催することとなりました。この取り組みは産学連携を通じて、今後のDX推進を担う人材を育てることを目指しています。

背景

企業や組織がDXを進めるためには、まずその実現をサポートする優れた技術者やマネージャーの存在が不可欠です。しかし、技術者の人材は依然として不足しており、企業がその解決策を模索している状況です。そこでこのワークショップでは、ローコード開発を取り入れ、高度なプログラミング知識を持たない学生でも参加しやすい環境を提供しています。

キヤノンITSの強み

キヤノンITSは教育機関を支援する経験豊富な企業であり、既に多くの業界団体とも関わっています。この経験を生かし、実務の第一線で活躍する専門家たちが直接指導にあたることで、学生たちはリアルタイムで貴重な知識や経験を得ることができます。

神戸学園の教育理念

学校法人神戸学園グループは1965年の設立以来、実践的な教育を通じて社会ニーズに応え、数多くの技術者や経営者を育成してきました。DX推進人材の育成に特化したプログラムに力を入れることで、社会全体におけるデジタル化の進展に貢献しています。

ワークショップの特長

このワークショップでは、実務担当者から最新トレンドや業界の課題について直接学び、自分のスキルを磨く機会を提供します。参加者は他の学生と交流しながら、リアルなフィードバックを受けることで、自らの成長を実感できるでしょう。また、DX推進人材を育成することで、社会における人材不足の解消にも寄与すると期待されています。

参加者のメリット

- 実務経験の共有：企業で働くプロから最新のトレンドを学ぶことができるため、将来の業務に直結する知識が得られます。
- リアルなフィードバック：実践的な指導を受けることで、学生自身のスキルが向上します。
- 業界とのつながり：参加を通じて、業界における人間関係を築くことが出来るため、将来の就職活動にもプラスになります。

今後の展望

このワークショップの開催を通じて、学生同士の交流や産学連携が生まれ、新たなアイデアやプロジェクトが生まれることが期待されます。また、将来的にはさらなるワークショップの展開を考えており、より多くの学生がDXリーダーとして活躍する場を提供する計画です。さらに、キヤノンITSは企業向けのワークショップも構想中で、学生と企業が相互に学び合う機会を創出していく予定です。

WebPerformer-NXとは

このプログラムでは、クラウド上で動作するローコード開発プラットフォーム「WebPerformer-NX」を利用します。このプラットフォームを使うことで、学生はUIデザインを簡単に作成し、複雑な業務プロセスのデジタル化を迅速に実現できます。特に、直観的な共創型の開発を通じて、実務での使用に即したアプリケーションの開発支援を行うことが可能です。