株式会社ユーティルがWACULと共同研究
株式会社ユーティル(東京都新宿区、代表取締役:岩田 真)は、WACUL社が運営する「WACULテクノロジー&マーケティングラボ」に協力し、進行中の研究レポート「Webサイトの『フルリニューアル』は売上を伸ばすために本当に必要か」の検証を支援しました。このレポートは、いま多くの企業が抱えるWebサイトのリニューアルに対する疑問を解決するために企画されました。
研究の背景と目的
昨今、多くの企業がWebサイトの全面的な刷新を試みていますが、リニューアルには高額な費用が伴うことがしばしばです。このような背景から、リニューアルに伴う本当の効果や投資対効果について懸念する声が高まっています。WACULは、インプレス社のサービスサイトを例に取り、前述のレポートを作成し、さまざまな制作会社からの見積もりを「フルリニューアル」と「部分リニューアル」に分類して比較しました。これにより、実際のコストやアプローチの違いを明確にすることを目的としています。
Web幹事の役割
株式会社ユーティルが運営する「Web幹事」は、年間5,000件以上のWeb制作会社とのマッチングを行い、さまざまな企業にサービスを提供してきました。今回の研究レポートでは、長年にわたって蓄積してきた制作会社の情報や見積もりの比較手法を活かして、効果的な見積もり提案に協力しました。
代表の岩田氏は、リニューアルの必要性についての見解を述べました。「私たちは多数のWebサイト制作の事例を見てきましたが、多くの企業が安易にフルリニューアルに踏み切る傾向が見られます。もちろんデザインの刷新は重要ですが、見た目だけを重視することで、ユーザーに混乱を招いたり、運用コストを増加させるリスクも考慮する必要があります。」とコメントしました。
リニューアルの提案
今回の研究結果によれば、必ずしも全面的なリニューアルが必要とは限らないことが明らかになりました。特にBtoBサイトにおいてはまずはコンバージョン率(CVR)を改善できるポイントに焦点を当てた「部分リニューアル」を行うことで、より高い費用対効果が得られる場合が多いと分かりました。主要なページや問い合わせフォーム、SEO対策に取り組むことで、短期間での売上向上が期待できるのです。
限られた予算内で効率的に成果を上げるためには、必要な部分だけを見直すことも重要な戦略であると言えるでしょう。
今後の展望
株式会社ユーティルは、今後も「Web幹事」をはじめとする各種相談窓口を通じて、中小企業のデジタル化支援を強化する方針です。多様な制作会社との適切なマッチングを提供するプラットフォームとして、これまでの知見を基にしたサポートと情報提供を続けることで、企業のWebサイト運営における課題解決に貢献していきます。
【Web幹事について】
ユーティルは、中小企業のデジタル化に特化した相談窓口を多数運営しています。Web制作に特化した「Web幹事」では、専門家が適切な制作会社を無料で紹介し、運用の失敗を防ぐサポートを行います。これまでの相談件数は3.5万件を超え、累計成約金額も45億円を超えました。
株式会社ユーティルの詳細
事業の重点は、「日本中の中小企業をデジタル化する」とのミッションのもと、各種相談窓口を通じて支援を行うことにあります。特に「Web幹事」や「動画幹事」、「システム幹事」等、複数のサービス提供を行っており、それぞれのニーズに応じた支援をしています。今後もDX支援による中小企業のビジネス成長を目指します。