大槻ケンヂが贈る新刊『今のことしか書かないで』10月発売！期待高まるエッセイの変革

大槻ケンヂの新たな挑戦、エッセイと小説の間

2024年10月4日（金）、ロックミュージシャンであり作家の大槻ケンヂ（筋肉少女帯）の最新書籍『今のことしか書かないで』が発売されます。本作は、エンタメ情報サイト「ぴあ」で人気を博した連載をまとめたもので、今の彼の日常を描いたエッセイ的な作品とされています。

この書籍では、日々の出来事を基にした個人的トピックが紹介されており、まさに現代の生活をリアルに反映させた形になっています。「大きな事件がある2週間もあれば、何も起きない2週間もある」と語る彼の言葉が示すように、私たちの生活もまたそのように色彩豊かさを持っています。生活に寄り添うような形で作られたこのエッセイは、サクサク読めて思わず笑ってしまうような瞬間が詰まっています。

本作の魅力は、ただの日記やエッセイではない点にあります。章が進むにつれて、その内容は「幻想私小説」へと変貌を遂げます。これは多くの読者にとって新たな驚きとなることでしょう。特に、彼のかつての作品「FOK46 突如40代でギター弾き語りを始めたらばの記」以来、10年ぶりの私小説的エッセイであり、さらには「ロコ！思うままに」からも実に18年ぶりの作品でもあります。

また、表紙を手掛けるのは有名なイラストレーター、せきやよい氏。彼女のアートが本書にどう影響を与えているのかも楽しみです。帯には、著者の大槻ケンヂに深い影響を受けた小説家・エッセイストの燃え殻氏のコメントも寄せられています。この組み合わせが、作品にさらなる深みを加えることは間違いありません。

さらに、サイン会やイベントも開催されることが決定しています。東名阪の主要都市で行われ、ファンにとって見逃せないチャンスとなるでしょう。特に注目すべきは、10月27日（水）に開催される「大槻ケンヂ・オーケンのほほん学校高円寺編〜『今のことしか書かないで』出版記念！」です。新刊の発売を祝し、直接著者と交流できる機会は貴重です。