マレーシアパビリオンがFOODEX JAPANに出展
2024年9月18日から20日まで、インテックス大阪で開催された「FOODEX JAPAN in 関西」に、マレーシアの起業家育成・共同組合省(MECD)が大型パビリオンを設けました。このイベントでは、将来的に2,000万リンギット、すなわち約6億5,000万円の経済効果が見込まれています。
マレーシアの食品メーカーが集結
MECDのダト・スリ・カイルル・ザイミー事務次官は、公式オープニングセレモニーに出席した後、25社の食品メーカーを連れてマレーシア・パビリオンの開幕を祝いました。特に、ハラル国際プログラムに参加する10社、ベンダー開発プログラムに参加する15社が出展し、マレーシアの特色ある食品をアピールしました。
事務次官は、このようなイベントへの参加がマレーシアの起業家にとって、日本市場を理解し、グローバル市場へのアクセスを強化する素晴らしい機会であることを強調しました。
ハラル産業の未来とビジネス機会
また、ハラル産業の拡大が2030年までに2兆米ドルを超えるとの見通しを示し、参会した起業家に大きなビジネスチャンスがあることをアドバイスしました。さらに、MADE IN MALAYSIAの素材を使用した新製品の発表が行われ、それぞれのメーカーが特徴的な製品を披露しました。たとえば、Boohaci Infinity Sdn Bhdは海苔スナック菓子を展示し、Riezthelious Sdn Bhdはフルーツケーキやビスケットを、The Dalucia Sdn Bhdは乳製品とフルーツジュースを紹介しました。
重要なビジネス契約が締結
パビリオンでは、SD Impex Japan株式会社とTokku Leko Sdn Bhd、ADUCKTIVE FOOD Sdn Bhdとの間で日本市場向けのビスケット及びスナック菓子供給に関する基本合意書(MOU)の交換が行われました。これにより、マレーシア産の商品が日本の食文化にさらに根づく可能性が広がることが期待されます。
多彩なハラル製品を展示
また、他にもパビリオン内では、アンチョビ、キャッサバ、パームシュガー、サバといったマレーシアの特産物を活用した様々なハラル製品が展示され、参加者の目を引きました。こうした製品は、健康志向の市場トレンドにも合致しており、今後の展開が楽しみです。
マレーシアと日本の経済関係強化へ
この出展は、MECDの傘下機関であるMIDFやSME Bank、マレーシア貿易開発公社(MATRADE)、駐日マレーシア大使館農務部(ACO)の協力のもと、実現されました。今回のFOODEX JAPANへの参加によって、マレーシアと日本の食品・飲料領域のビジネスが互いに利益を享受し、経済関係に良い影響を与えることが期待されています。