博多織と攻殻機動隊の異色コラボ
福岡名物の伝統工芸「博多織」と、世界的なSFアニメ「攻殻機動隊」がついにコラボレーションしました。このユニークなプロジェクトは、株式会社KIBIRUと株式会社BreakFastによるもので、2026年1月30日から東京・虎ノ門ヒルズで開催される「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」にて、博多織を基にしたアート作品の展示と販売を行います。
変わらない価値、変わり続ける伝統
博多織は780年以上の長い歴史を持ち、経済産業大臣からも指定された伝統工芸品です。しかし、KIBIRUは伝統の価値は「変わらないこと」ではなく、時代に応じて進化し続けることにあると考えています。そのため、今回のコラボレーションでは、博多織という伝統的な技術と攻殻機動隊が描く未来的な電脳社会を組み合わせ、まさに時代を超えた出会いを実現しました。
KIBIRUの代表取締役、讃井勝也氏は「伝統を織り、革新を結ぶ」という理念のもと、職人の技と現代の感性を繋ぐことを目指しています。攻殻機動隊は、人間とテクノロジーの融合や個人のアイデンティティなど、普遍的なテーマを描いてきました。これら二つの異なる世界観が交差することで、まさに新たな魂(ゴースト)が宿るとしています。
アート作品の特徴
このコレクションでは三つのデザインが登場します。
1.
公安9課 ver.
モノトーンの洗練されたデザインで、脳から脳へと続くネットワークを回路図のように表現。また、中にはキャラクターのシルエットも潜んでいます。
2.
笑い男 ver.
鮮やかな黄色のフレームに都市の夜景と電脳回路が描かれており、現代の光と影を表現。一枚の布に情報化社会の複雑さが封じ込められています。
3.
タチコマ ver.
青を基調としたブループリント風のデザインで、AIタンク「タチコマ」の設計図を博多織の技法で再現。工業的な美しさと日本の伝統的な美しさが融合しています。
これらの作品は、日本国内限定で全500点のみの販売となり、価格は120,000円(税別)です。販売はオンライン予約制で、会場でのQRコードを利用しての購入が可能です。
伝統と未来が交差する場所
博多織の献上柄は格式の高い文様で、780年にわたる技術の結晶です。作品に込められた模様は、守護と繁栄を象徴しており、作品の中で攻殻機動隊の二つの世界が交わって新たな生命が生まれます。
さらに、会場では実際に手に取れる「織見本」「ルーペ」を用意。ルーペを通して、絹糸が織りなす緻密な回路を観察し、その世界観を体験することができます。これはまるで電脳世界から「ゴースト」を探し出すプロセスを体感するかのようです。
展覧会の詳細
「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」は、2026年1月30日から4月5日まで、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45Fで開催されます。ここでは、未公開資料やインタラクティブな展示など、攻殻機動隊に関する全てを体験できる貴重な機会が提供されます。
このコラボレーションが生まれた背景には、時代を超えた問いである「人間とは何か」「魂とは何か」というテーマがあります。職人の営みが、形のない想いを形にする姿は、攻殻機動隊が追求してきた問いと通じています。500名の方々がこのアート作品を手にした時に、自身の「ゴースト」を見つけることができることを、KIBIRUは心から願っています。