オオサカンの挑戦
2021-06-11 18:31:05
オオサカンがコロナ禍での公演を成功させるための活動とクラウドファンディング
プロ吹奏楽団オオサカンの挑戦
2020年初頭から続く新型コロナウイルスの影響により、音楽業界は大きな打撃を受けています。実際、プロ吹奏楽団オオサカンもその例外ではなく、多くの演奏会が中止され、収入は約1,000万円も減少しました。厳しい状況の中、彼らは「音楽は不要不急ではない」との信念を持ち、感染対策を徹底しつつ演奏会を実施することを決意しました。
第32回定期演奏会の詳細
オオサカンの第32回定期演奏会は、2021年6月29日(火)に住友生命いずみホールで開催されます。指揮を松尾共哲が担当し、独奏にはマリンバ奏者の河野玲子が登場します。演奏予定の曲目には、音楽祭のプレリュードやオセロ、マリンバと吹奏楽のためのコンチェルティーノ、エル・カミーノ・レアルなどが含まれています。
入場料は一般5,000円、学生(高校生以下)2,000円、一般ペアは9,000円と設定されていますが、当日券は各500円増となるため、事前の購入をおすすめします。チケットはオオサカンチケットセンターやインターネット、また住友生命いずみホールチケットセンターなどで購入できます。
クラウドファンディングの取り組み
オオサカンは公演のためだけでなく、今後の活動を持続可能にするためにクラウドファンディングを実施しています。このプロジェクトは「オオサカン×新しい生活様式」というテーマのもと、2021年6月30日(水)23:00までの期限で支援を募っています。
プロジェクトの形式は「All or Nothing」で、第一目標は100万円を達成することです。さらにネクストゴールとして250万円を設定し、現段階で挑戦しています。リターン品には、ロゴ入り不織布マスクやCD、定期演奏会のチケット、リモートレッスンなど多彩なアイテムが用意されています。
オオサカンの歴史と活動
オオサカンは1999年に設立され、2006年には日本初のNPO法人としてのプロフェッショナル吹奏楽団となりました。2011年からは地域との連携を深め、豊能町教育委員会と「教育・文化・芸術等の振興」に関する協定を結び、豊能町立ユーベルホールを拠点に活動しています。
彼らは吹奏楽の新たな可能性を追求し、多彩なレパートリーを取り入れた演奏会を行っています。また、60枚以上のCDをリリースし、国際的な舞台でも多くの評価を得てきました。2009年にはシンシナティでの世界吹奏楽大会にアジア代表として参加し、2019年にはシカゴでのミッドウエストクリニックに招聘されるなど、世界的にもその名を知られるようになっています。
オオサカンは音楽文化の普及と発展に尽力し、中高生への楽器講習会などを通じて音楽教育にも積極的に関わっています。音楽を通じて人々に楽しさや感動を伝え続けるこの団体の今後の活動に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人フィルハーモニック・ウインズ大阪
- 住所
- 大阪府豊能郡豊能町東ときわ台1-2-5ユーベルホール内
- 電話番号
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