はせがわが不動産分野に進出。新たな時代のなか、心の整理をサポート
創業から98年を迎える株式会社はせがわが、2026年9月から不動産売買仲介事業に本格的に参入します。福岡と東京を拠点に、お仏壇や墓石の販売を行ってきたこの会社は、近年の「多死社会」や相続の問題に対して新たな解決策を提供しようとしています。
背景にある現状と課題
2040年には年々死亡者数が増え、特に不動産に関する相続問題が深刻になっています。国土交通省の調査によると、全国の空き家の60%が相続によって生まれ、特に元の所有者が亡くなってからがその要因となっていることが明らかになっています。
「空き家が放置される割合」は、事前に相続対策を行っていない家庭に比べて、約1.5倍も多くなるというデータもあります。これにより、遺族が実家の処分に苦労する現状が浮き彫りになっています。
はせがわは、このような遺族のニーズを受けて、相続と不動産の整理をワンストップでサポートすることで「手続き難民」を減らすことを目指します。
課題解決へのアプローチ
日本の核家族化が進む中、弔いの習慣や手続きについての知識が次世代に引き継がれにくくなっています。ご遺族たちは、手中に大きな不安を抱え、何をどうすればよいのかわからず困惑してしまいます。
特に「実家じまい」といった不動産の問題は、遺品整理や墓じまい等とも関連性が高く、複雑さを増しています。
はせがわは、これまでに培った信頼関係をもとに、緊急時の対応だけでなく、生前からのご供養や実家の行く末についての話し合いの機会を届けることで、遺族の方々の負担を軽減することに努めていきます。
3つの強み
1. ワンストップサービス
はせがわは、不動産だけでなく、ご供養や遺品整理、さらには相続手続きなどを一括で提供します。このプロセスを一つの窓口で完結させることで、遺族の精神的かつ事務的な負担を軽減します。
2. 全国130以上の対面相談が可能
お仏壇のはせがわは、全国に130以上の店舗を展開し、各地で直接相談ができる体制を整えています。地域に根ざした信頼関係を築きながら、大切な家族に関わる悩みや不安を解消する手助けを行います。
3. 各専門家との連携
いざ不動産を売却する際は、法律関係の問題も伴います。はせがわは、長年の経験から培った「お客様の心に寄り添う姿勢」で、必要に応じた適切な専門家とのマッチングを行い、終活に関する相談や介護サポートまで徹底して行います。
これからの展望
はせがわは、もともとのお仏壇や墓石の販売の枠を超え、家族のライフステージに寄り添うトータルな支援を行う企業として進化していきます。
ご遺族が安心して次の一歩を踏み出せるよう、心と生活の双方からサポートし続ける姿勢を大切にしています。
会社概要
株式会社はせがわは、「心の平和と生きる力」を実現することを企業理念に掲げています。お仏壇や墓石の販売から終活支援まで幅広く展開し、個々のニーズに寄り添いながら、穏やかでやすらぎのある暮らしをサポートしています。
- - 創業: 1929年9月
- - 会社設立: 1966年12月
- - 上場: 東京証券取引所スタンダード市場
- - 資本金: 4,037百万円
- - 売上高: 個別: 19,591百万円、連結: 21,122百万円(2026年3月期)
- - 店舗数: 138店舗(2026年9月1日時点)
まとめ
株式会社はせがわが不動産事業に進出する背景には、相続や空き家問題の深刻化があり、多くの遺族が抱える不安の解消を図る思いがあります。新たなサービスを通じて、ご遺族を支える企業としての役割を果たしながら、さらなる発展を目指します。