チェンマイのアパレル
2018-06-28 15:10:08
チェンマイで開始された日本ブランドアパレルの在庫処分販売
アパレル業界において、ブランドの在庫問題は常に頭を悩ませる大きな課題の一つです。特に、販売しきれない残留在庫は、ブランドイメージを損なうリスクがあるため、慎重に処分方法を考える必要があります。このような中、アクロスジャパン株式会社(本社:大阪市)は、タイのチェンマイに新たに「JAPAN VILLAGE」というテストマーケティングモールを立ち上げ、国内のブランドアパレルの滞留在庫を販売することを発表しました。
この取り組みは、株式会社shoichiによって実施されます。shoichiは、年間600社以上の法人在庫買い取りを行っている在庫処分専門企業で、生活用品から雑貨、ブランドアパレルまで広範囲の在庫を扱っています。彼らは、日本国内のアパレルブランドが抱える残留在庫の処分において、新たな販路を提案することで、業界全体の問題解決を目指しているのです。
タイ・チェンマイでの販売は、国内の消費者には比較的低価格でブランド商品を提供する機会となり、一方で、日本のアパレル業界には滞留在庫を処分しつつ、在庫問題を解消する手段を提供します。これにより、アパレルブランドにとっては新たな販路拡大の道が開けるわけです。
アパレル業界では、残留在庫を適切に管理することが極めて重要です。ここで問題となるのは、在庫を転売することで、ブランドの価値やイメージを損なくしながら、消費者に安価で提供できる場所を見つけることです。それが実現できるのが、JAPAN VILLAGEです。
JAPAN VILLAGEでは、在庫の商品が高品質であることを保障しつつも、日本国内よりも格安での販売を実施。タイ市場におけるブランドの認知度を高める試みにもなり、最終的には日本のアパレル企業にとってもプラスにつながる可能性があります。
加えて、株式会社shoichiは、法人向け在庫処分に関する情報や事例、Q&Aをブログにて発信しています。これにより、企業は在庫管理の最前線に立ち、現在の市場動向に対応するための知識を身に着けることができるのです。
このように、アクロスジャパンとshoichiは新たなモデルを築き、アパレル業界の在庫問題を解決する取り組みを進めています。特に、国際的な市場への展開は、ブランドの認知度向上にも寄与し、今後の成長を見据えた戦略とも言えるでしょう。これからの動向に、目が離せません。なお、チェンマイでのこの取り組みが、他地域における販路開拓のモデルケースとなることも期待されています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社shoichi
- 住所
- 大阪府大阪市中央区南本町2丁目6番5号ファースト船場 301
- 電話番号
-
06-6258-6112