リユースの新拠点「ジモティースポット札幌白石店」が注目の的に

札幌で新たなリユースの拠点「ジモティースポット札幌白石店」

2025年8月1日、株式会社ジモティーの新しい取り組み「ジモティースポット札幌白石店」が開店しました。この施設は、地域内の不要品を持ち寄り、必要とする人に譲ることができるリユースの拠点です。オープンからわずか1週間で、持ち込まれた品々の中から793品がリユースされ、約2,100kgのごみが減量されたと報告されています。

糸口を広げるジモティースポット

「ジモティースポット」は、不要になったけれどもまだ使える物を地域の人々と共有するサービスです。この取り組みは、リユースの促進を目的としており、持ち込み希望者は簡単に不要品を引き渡すことができます。また、譲り受けたい人は、オンラインで情報を検索することで、便利にリユース品を手に入れることができるのです。

このような仕組みにより、地域の財布にも優しい選択肢が提案され、地域の環境にも配慮した形でごみの削減が実現されます。

参加するメリット

不要品を持ち込むメリット

持ち込む際には予約が不要で、手軽にリユースに参加できます。さらに、粗大ごみの処分に必要な費用も不要なため、経済的にも助かります。

不要品を譲り受けるメリット

譲り受け側も、リユース品をリーズナブルに手に入れることができ、たとえば炊飯器が300円、椅子が無料で手に入ることがあります。この取り組みは、コストを抑えた環境に優しい選択肢を提供しています。

地域自治体の利点

リユースの仕組みが根付くことで、「捨てるのではなく、お互いに譲り合う」という文化が生まれます。これにより、地域全体のごみの減量に貢献し、環境負荷の軽減に寄与することが期待されます。

これまでの成果と今後の展望

ジモティースポット札幌白石店では、開店から1週間、合計3,267品の不要品が持ち込まれ、平均して約24%がリユースされています。特に人気があったのは、食器や生活雑貨で、全体の約50%を占めています。

今後もジモティーでは地域内でのリユース促進を図り、個人・企業・行政が持続可能な社会を築くために手を取り合うことを目指します。全国の自治体や企業に向けて、リユースの実施をサポートする姿勢を強化していく意向です。

施設情報

「ジモティースポット札幌白石店」は、札幌市白石区北郷二条3丁目4-12に位置し、営業時間は午前10時から午後7時まで（年末年始は休業）です。持ち込み対象となるのは、まだ使用できる家電や衣料品、生活雑貨など、札幌市民の家庭で不要になった物です。

【店舗HP】リンクはこちら

この新たなリユース拠点の登場は、地域コミュニティの活性化と環境保護の両立を促進する重要なステップとなるでしょう。特に、地域住民や企業が積極的に参加することで、持続可能な未来へとつながることが期待されます。