地域企業のサステナビリティを支援する新たな試み
サステナブル・ラボ株式会社は、鳥取銀行と連携し、地域企業のサステナビリティ経営を可視化し、改善を支援する取り組み「とりぎんサステナ四季報」を開始しました。このプラットフォームは、鳥取県内に焦点を当てており、地域企業の環境・社会・ガバナンス(ESG)および人的資本に関する実践例を紹介したオンラインコンテンツとなっています。
立ち上げの背景
最近、上場企業を中心にESGの非財務情報開示が進んでいる一方、地域企業や中小企業はどのように、何を開示すべきかに悩むことが多いのが現実です。 「取り組みの実態があっても、それを適切に伝えることができていない」という問題もあります。鳥取銀行は、「地域社会への貢献と健全経営」を経営理念に掲げ、金融的な支援のみならず、企業の良好な取り組みを地域全体で共有する仕組みを模索してきました。この新しいプラットフォームは、そうした課題に対する解決策の一環です。
「とりぎんサステナ四季報」の特徴
「とりぎんサステナ四季報」は、地域企業のサステナビリティ経営における取り組みを、定量的なデータと定性的なストーリーの両面から紹介します。これにより、企業の実例がより多くの人々に伝わるようになります。サステナブル・ラボのESGデータプラットフォーム「TERRAST for Enterprise(T4E)」を活用し、地域企業の現在の状況を客観的に診断し、改善プロセスを支援します。
サステナブル・ラボの役割
サステナブル・ラボは、企業のサステナビリティ経営を客観的かつ定量的に評価するために「TERRAST for Enterprise」を使用しています。このプラットフォームを通じて、企業は自社の強みや改善の余地を把握し、次のステップへ向けた具体的なアクションを検討できる環境が整います。具体的には、気候変動への対応や資源の循環、労働環境、多様性の確保、ガバナンスなど複数の観点から企業の取り組みを評価し、その結果をレポートとして提供します。
また、全国の他の企業との比較や先進企業のベンチマークを提示することで、地域企業にとってのサステナビリティ投資や人的資本投資の重要性を可視化します。これにより、企業の中長期的な成長や金融機関との関係構築につながることが期待されています。
今後の見通し
「とりぎんサステナ四季報」は鳥取銀行の公式ウェブサイト上で随時更新されていきます。興味を持たれた方は、ぜひこちらのリンクから情報をチェックしてください:
とりぎんサステナ四季報ウェブサイト
地域企業のサステナビリティ経営の促進に向けたこの新しい取り組みが、どのように地域社会に貢献していくのか、今後の動きに注目です。お問い合わせは、サステナブル・ラボの公式サイトからご連絡いただけます:
サステナブル・ラボ株式会社