2025年国際協同組合年に向けた意義深い意見交換会
2025年は国際協同組合年として、協同組合の重要性が再認識されています。この特別な年を前に、パルシステムグループの労働組合である「パルシステム関連労組協議会」は、2月に静岡県熱海市のニューウェルシティ湯河原にて意見交換会を実施しました。この会は、生活協同組合が社会的な問題解決にどう貢献できるかを職員が考える重要な集まりとなりました。
職員の積極的な参加と学び
意見交換会には、約40名の職員が集まり、協同組合の理念や実際の運営について理解を深めました。パルシステム連合会の内田皓大職員が講師を務め、国連が設定する「国際年」の背景や、過去の協同組合年の取り組みを詳しく解説しました。その中で、2012年に行われた国際協同組合年の成功事例、特にイギリスやフランス、韓国における法制度の整備についても触れました。
内田職員は、協同組合が人と人を繋ぐ媒介であること、そしてそれが良い社会を構築するために不可欠な役割を果たすことを強調しました。さらに、2025年の国際協同組合年には、貧困やジェンダー格差、気候変動に対する具体的な解決策を模索することが期待されており、参加者と共にパルシステムがどのように地域や他の協同組合と連携できるかを語り合いました。
社会貢献への意識向上
意見交換の中で、参加者からは日本における協同組合の認知度が比較的低いことへの懸念が示されました。また、職員自身がさらなる学びを進めていく必要があるとの声も上がり、協同組合の職員としての意識を高める重要な機会となりました。このような交流は、職員同士のつながりを深めるだけでなく、地域社会への貢献意識も育んでいきます。
パルシステムは、2025年を契機に職場環境の向上とともに、グループ内の職員が自主的に協力し合う文化を醸成していく方針を示しています。さらに、これからも職員同士のコミュニケーションを強化し、社会に対する責任を果たすための活動を進めていく考えです。
良い職場づくりを目指して
パルシステム生活協同組合連合会には、173.5万人の組合員が存在し、総事業高は2,541億円にのぼります。東京都新宿区に本社を置き、地域に根ざした活動を展開しています。2025年の国際協同組合年を通じて、パルシステムは国際的な視点を持ちながら、日本社会における協同組合の意義を発信し続けるでしょう。
公式サイト:
パルシステム