熊本・大分のQRチケット
2026-11-02 13:30:14

熊本と大分で進化する地域交通、QRチケット実証実験がスタート

熊本と大分で進む新しい交通スタイル


交通手段をより快適に利用するための新しい試みが、熊本県と大分県で展開されます。トヨタファイナンシャルサービス株式会社(TFS)と日本信号株式会社が協力し、2026年11月から2027年3月までの期間にQRチケッティングの実証実験を実施します。このプロジェクトは、国土交通省が推進する地域交通DXプロジェクト「COMmmmONS」の一環であり、地域間の交通利便性を向上させることを目指しています。

電子チケットの普及と課題


日本全国での電子チケットの利用が進む中で、さまざまなMaaS(Mobility as a Service)サービスによるチケット発行や認証機器の仕様が異なるため、交通事業者間の連携においては個別開発が必要となるという課題も浮上しています。この結果、導入にかかるコストや時間がかかる傾向にあります。特に、周遊券の利用実績を把握することや事業者間の精算に関するシステム構築も重要な課題です。このような課題を解決すべく、チケット仲介ハブと標準APIを開発することで、柔軟な接続環境を構築し、地域交通の発展をサポートします。

実証実験の取り組み


実証実験では、主に以下の3つの取り組みが行われます。
1. 異なる交通モードの接続: 鉄道の自動改札といった複数の交通機関を、チケット仲介ハブで接続します。これにより、ユーザーは同じQRチケットを利用して異なる交通手段をシームレスに利用できるようになります。
2. 周遊券のデジタル化: 熊本県では「あそ旅のレールバス」と「みなみあそ旅のレールバス」、大分県では「ゆふいん1dayレール&バスチケット」を対象に、鉄道とバスの利便性を高める周遊券をデジタル化します。
3. 精算モデルの検証: 利用実績に基づく運賃の適切な配分を行うため、乗降地点や時刻、運賃情報を組み合わせた精算モデルの検証も行います。これにより、将来的な札幌州の本格運用に向けての技術的・実務的課題を整理します。

実証実験の実施概要


- 実施期間: 2026年11月4日(水)〜2027年3月31日(水)
- エリア: 熊本県(阿蘇市周辺)、大分県(別府市・由布市周辺)
- 参加交通事業者: 九州旅客鉄道株式会社、九州産交バス株式会社、産交バス株式会社など
- 対象チケット: 熊本の「あそ旅のレールバス」各券種、大分の「ゆふいん1day」ともに、「my route」で購入可能。

実証期間中には利用促進キャンペーンも実施される予定で、これにより地域の人々や観光客にとっての使いやすさをさらに向上させる期待が持たれています。

交通の未来を見据える


QRチケットの導入により、交通事業者は新たなMaaSサービスとの連携が容易になり、利用者は異なる交通手段を迷わずに利用できる環境が整います。また、運賃の精算が迅速かつ効率的に行えることで、地域全体の移動需要の生み出しも期待されています。今後、得られたデータや知識を活用し、日本国内外の他地域への展開を目指すTFSと日本信号の取り組みに注目です。

エコシステムの構築


my routeは、単に移動手段を提供するだけでなく、地域の観光や体験、商業サービスとつながるエコシステムを構築することで、地域交通の利便性向上と持続可能性を両立させる努力を続けています。この実証実験が成功すれば、国内外でのさらなる展開に向けた大きな一歩となるでしょう。




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会社情報

会社名
トヨタファイナンシャルサービス株式会社
住所
名古屋市西区牛島町6番1号 名古屋ルーセントタワー15F
電話番号
052-217-2300

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