キーボードアプリ「Simeji」が挑む新たなコミュニケーションのカタチ
2024年9月、バイドゥ株式会社が提供するキーボードアプリ「Simeji」が、愛知大学の研究チームJAWSと共同で新しいプロジェクト「マルハラをまぁるくプロジェクト」を発足しました。この取り組みは、テキストコミュニケーションをより豊かにするための第一歩として、全世代に向けた意識調査からスタートします。
プロジェクトの背景と目的
「マルハラ」という言葉は、句点を使うことによって生じる誤解や冷たい印象を指します。この問題は、特に若者と年配層のコミュニケーションで意見の食い違いを生んでおり、近年注目を集めています。愛知大学の学生たちは、絵文字の機能向上を求める声や、コミュニケーションの滑らかさを追求する提案を通じて、Simejiの豊かな表現力をさらに引き出すことを希望しています。
アンケート調査の実施
今回のプロジェクトの第一弾として行われる意識調査は、マルハラに対する認識やコミュニケーションの課題を可視化することを目指しています。これにより、Simejiが目指す「より円滑なテキストコミュニケーション」の実現に向けた具体的なステップを導き出そうとしています。参加者は、友人や上司に広めることで、多くの意見を集めることが期待されています。
愛知大学の「チームJAWS」の取り組み
愛知大学の経営学部に所属する学生チームJAWSは、オンラインコミュニケーションの最適化をテーマに様々な研究を行ってきました。彼らは、SNSを取り巻く問題を分析し、若者の視点からその解決策を考案。Simejiと連携することで、実際の機能開発に挑戦し、快適なコミュニケーションを実現するべく尽力しています。
テクノロジーで新たなコミュニケーションを
このプロジェクトは、テキストコミュニケーションにおける感情表現が不足する現代社会において、よりスムーズな意思疎通を図るためのものです。特に、職場などで若者と接する機会の多い世代が簡単に絵文字を活用できるよう様々な改良を加えていきます。この取り組みによって、世代間の壁を取り払い、親しみやすいコミュニケーションが実現されることが期待されています。
今後の展望
マルハラをまぁるくプロジェクトは、愛知大学の学生とのコラボレーションによって、多くの人々が共感できる表現や機能を開発することを目指しています。意見収集を伴うアンケート調査を通じて、世代を超えたコミュニケーションの場を生み出し、Simejiは引き続きユーザーの声に耳を傾けながら進化していくことでしょう。
このプロジェクトによって、より豊かで多様なコミュニケーションのカタチが、私たち一人ひとりの生活に根付いていくことを願っています。
まとめ
コミュニケーションの課題を解決するために立ち上がった「マルハラをまぁるくプロジェクト」。今後の取り組みがどのように進化し、実際にどれだけの反響を呼び起こすかが楽しみです。全世代が安心して使えるコミュニケーションツールとして、Simejiの役割はますます重要となるでしょう。