身体知×サイエンスで探る、幸せな食の未来
2025年11月15日(土)、東京都府中市の東京農工大学キャンパス内にある循環型の鶏舎「Unshelled」にて、Lively合同会社と「IDEAS FOR GOOD」が共同で開催するイベント「身体知×サイエンスで探ろう。循環型の鶏舎で考える、人も動物も幸せになる食の未来」が行われます。このイベントでは、参加者が身近な食材の生産過程に直接触れ、動物福祉について学びながら、未来の持続可能な食文化に向けた議論が展開されます。
イベントの背景
現代の卵の生産システムは効率性と経済性を重視するあまり、動物福祉や環境への配慮が不足しているとの指摘があります。生産現場での動物の扱いや、私たちの健康への影響を考慮することが急務です。そこで、Livelyは2025年に完成した「Unshelled」を通じて、動物福祉モデルを基にした体験型教育プログラムを展開し、参加者が実際に鶏舎の中で鶏の行動や生活環境を観察することで、動物と人間の幸せな共存について考える機会を提供します。
イベント詳細
イベントは17:30から19:30まで、身近な食材の生産を体験する内容になっています。特に注目されるのは、採卵鶏の多様な飼育システム(ケージ、エンリッチドケージ、放牧場など)を見学できる点です。鶏に直接触れることで、参加者は食との距離を縮め、アニマルウェルフェアについての実践的な理解を深めることが期待されます。
スケジュール
イベントのタイムスケジュールは以下の通りです:
- - 17:15 受付開始
- - 17:30 オープニング・アイスブレイク
- - 17:45 アニマルウェルフェアについてのミニ実習
- - 18:10 昆虫飼料と循環システムの紹介
- - 18:30 卵の食べ比べ体験
- - 18:40 感想共有と質疑応答
- - 18:55 クロージング
- - 19:30 ネットワーキング
ファシリテーターのご紹介
このイベントでは、サステナビリティ専門メディアIDEAS FOR GOODの編集部から相馬素美さん、三浦友見さん、そしてアニマルウェルフェア研究の専門家である新村毅教授がファシリテーターとして参加します。
相馬素美
神奈川県横浜市出身で、東京音楽大学を卒業後、サステナビリティに関するさまざまなトピックの取材・執筆を行う。
三浦友見
Livelyの共同創業者で、動物の福祉と環境問題に深い関心を持ち、サステナビリティの専門知識を活かして活動しています。
新村毅教授
東京農工大学でアニマルウェルフェアと動物行動学を専門に研究し、環境と動物の幸福が一体であることを提唱しています。
参加方法
参加費は5500円(税込、小学生以下は無料)で、予約が必要です。新型コロナウイルス感染症予防の観点から、事前予約をお願いします。参加者には、実際の鶏と寄り添いながら食との繋がりを深く理解する貴重な機会となるでしょう。
終わりに
このイベントは、ただの体験に留まらず、参加者が未来の食文化を考えるきっかけとなることを目指しています。ぜひ、家族や友人を誘ってご参加ください。持続可能な未来の食の在り方を共に考えるひとときとなるでしょう。