スリーエス株式会社の新しい試み「アウケアプランセンター」
2025年4月から、スリーエス株式会社(本社:東京都千代田区)は、居宅介護支援事業所「アウケアプランセンター」の運営を始めることを発表しました。このセンターは“その人に合うケア”をコンセプトに、人々が自宅で自立した生活を送るための支援を行います。その目的は、在宅介護の選択肢を拡げ、地域包括ケアシステムの構築に貢献することにあります。
アウケアプランセンターの特徴
新しく開設される「アウケアプランセンター」は、要介護認定を受けている方々に対し、居宅サービス計画書(ケアプラン)の作成やサービス調整を行う専門の事業所です。特に、介護職のスタッフが定期的に利用者の自宅を訪問し、直接的な介護サービスを提供する「定期巡回」との連動を図ることで、個々のニーズに合わせた質の高い介護を提供します。
また、最新のICT技術を活用したケアマネジメント業務に特化したシステムを導入し、業務の効率化や質の向上を目指しています。東京都杉並区での運営がスタートし、2026年には他の地域にも拡大する予定です。
地域貢献と働き方の改善
アウケアプランセンターは地域住民への啓発活動や相談窓口の設置を通じて、地域に根差した活動も行う方針です。さらに、地域包括ケアシステムの構築に貢献するため、医療、介護、福祉の各分野での連携を深めていく予定です。
また、働き方の側面でも同センターは充実した環境を整える計画です。未経験者でもケアマネジャーとして働きやすい環境を提供し、フレックスタイム制やリモートワークを導入することで、柔軟な働き方を実現します。
日本の高齢化社会の中での取り組み
内閣府のデータによると、日本の高齢化率は28.8%に達し、いずれ増加し続けると予測されています。これに伴い、要介護者数も急増する見込みであり、早急な介護サービスの充実と介護職員の労働環境の改善が求められています。この背景に基づいて、「アウケアプランセンター」の運営が決まりました。
代表の千田桂太郎からのメッセージ
スリーエス株式会社の代表取締役CEOである千田桂太郎は「どんな人でも、自分の人生を決められる世界」をビジョンに掲げています。介護を受ける方は増え続けていますが、現状では十分に個別化されたサポートが提供されていないのが実情です。アウケアプランセンターはその解決策として、利用者とその家族の生活を支援することを目指しています。
千田氏はまた、介護業界が抱える人材不足や社会保障費の増大、さらには関係者のQOLの低下を改善するため、アウケアプランセンターがその第一歩になることを望んでいます。
スリーエス株式会社の基本情報
スリーエス株式会社は2019年6月に設立され、定期巡回の運営やソフトウェア開発・販売を手掛けています。企業としての成長を続け、今後も革新的な介護サービスの提供を目指しています。
企業サイト
- - 社名:スリーエス株式会社
- - 代表取締役CEO:千田桂太郎
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