大阪商工会議所受賞
2025-09-30 10:30:51

革新的な在宅血液透析装置が大阪商工会議所で最優秀賞を受賞

フィジオロガス・テクノロジーズ、ピッチ大会で最優秀賞受賞



フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県相模原市)は、在宅血液透析装置の開発に取り組むベンチャー企業で、最近、大阪商工会議所とMedTech Actuatorが共同で主催した「MedTech Global Pitch Showdown」で最優秀賞を受賞しました。本コンテストは、2025年の万博にむけて、医療・ヘルスケア分野のスタートアップが革新的な技術を披露するプラットフォームです。

大阪商工会議所主催のピッチコンテスト



このピッチコンテストには、世界21ヶ国から集まった8社のメドテックスタートアップが参加しました。フィジオロガスの代表取締役、宮脇一嘉氏は、この名誉ある賞を受賞した意義を強調し、今後も在宅血液透析装置の日本国内および国際市場への展開を計画しています。

在宅血液透析の必要性



日本では末期腎不全患者が34万人にのぼり、標準的な治療法はクリニックでの血液透析です。これには、週3回、各4時間の通院が必要で、患者にとって身体的、時間的な負担が大きいです。しかし、在宅での透析治療は通院不要で、頻繁な治療が可能なため、患者のQOLを高めることが期待されています。

残念ながら、日本においては、在宅用の透析機器はまだ十分には普及しておらず、現在在宅透析を行っている患者はおよそ800名程度です。これは、クリニックで使用される大型の機器が必要で、給排水の知識や操作が複雑であるため、多くの患者が導入を困難に感じているためです。

フィジオロガスの革新的なアプローチ



フィジオロガスが開発する血液透析装置は、北里大学の研究成果を基に設計されています。当社の装置は、小型でありながら安全に使用できるため、在宅で簡単に操作できる点が特徴です。尿毒素を吸着除去する機能を持ち、透析液を再利用できる仕組みを取り入れています。

この装置の導入により、患者は通院せず、頻繁に透析を受けることが可能となり、臨床上の生命予後が向上することが期待されます。また、医療コストの削減にも寄与する待望の技術です。

大阪商工会議所の支援



大阪商工会議所は、医療機器の開発および事業化を通じて健康分野の産業振興に力を入れています。「次世代医療システム産業化フォーラム」を立ち上げ、医療機器開発を支援する体制を整えています。本プログラムを通じて、実に1000件以上の医療ニーズに対応し、数多くのスタートアップを育成してきました。

MedTech Actuatorの役割



オーストラリアとシンガポールを拠点とするMedTech Actuatorは、医学・ヘルスケア分野に特化したスタートアップ支援組織です。フィジオロガスは、彼らと連携し、国内外の支援ネットワークを利用することで、医療機器の開発を加速化しています。すでに1000社以上のスタートアップを支援し、多くの資金調達を実現している実績があります。

フィジオロガス・テクノロジーズの未来



フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社は、「テクノロジーによって医療を革新し、患者とその家族に幸福な生活を届ける」という理念のもと、今後も革新的な製品の開発を続けていきます。今回の受賞をきっかけに、在宅血液透析装置の普及を通じて、より多くの患者さんに希望を提供できることを目指しています。

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今後の展開にぜひ注目してください。


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会社情報

会社名
フィジオロガス・テクノロジーズ株式会社
住所
神奈川県相模原市南区北里1-15-1北里大学内
電話番号
042-711-9320

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