モリサワ、教育機関向け新プランを発表
株式会社モリサワは、2025年3月5日から教育機関や公共団体向けに「Morisawa Fonts」という新しいフォントプランの提供を開始します。このプランによって、利用者は多様な2,000以上の書体を手軽に利用できるようになり、教育現場でのフォント利用がさらに充実することが期待されています。
教育機関向けプランの詳細
「Morisawa Fonts 教育機関/公共団体プラン」は、教育機関や公共団体が管理する共有のPCに直接フォントを導入できることが特長です。この「設備ライセンス」は、教育現場の充実したフォント環境を実現し、特にユニバーサルデザインフォントを用いることで高い可読性と視認性を提供します。これにより、自治体の広報や案内表示など、さまざまな情報伝達を支援します。
学生と教職員のためのライセンス
さらに、学生や教職員向けには個々のPCで使用するための「学生ライセンス」と「教職員ライセンス」が用意されており、教育機関が一括して管理して利用できます。これにより、学生はプロ仕様のフォントにアクセスでき、教職員は教材や配布資料の質を向上させることが可能です。このように、教育機関全体でフォントを整備することで、学生の満足度や学習効果を引き上げる効果が期待されます。
包括ライセンスの導入
「包括ライセンス」も新たに提供され、学生ライセンスや教職員ライセンスを統合的に契約することができます。これにより、学生PC、教職員PC、学内の共有設備PCを一元管理し、効率的な運用が実現します。各ライセンスの詳細や利用方法については、公式ウェブサイトをご覧ください。
現行サービスの終了に関するお知らせ
「教育機関/公共団体向け MORISAWA PASSPORT」の新規契約は、2025年8月末で発行を終了し、更新手続きも次第に終了します。この期間中は契約者向けに追加台数の申し込みが可能です。また、Morisawa Fontsへの無償切り替えプログラムも用意されており、既存の利用者が新しい書体を使えるようにサポートします。
Morisawa Fontsの可能性
Morisawa Fontsはクラウド型のフォントサブスクリプションサービスであり、グラフィックデザインやWebサイト制作、動画制作といったさまざまなクリエイティブ分野に対応します。今後、国内のみならず、2024年からはシンガポール市場への展開も見込まれており、国際的なクリエイティブワークを支援する体制が整えられています。
モリサワは、今後も教育機関と公共団体が必要とするフォント環境の整備に注力し、より良い学びの促進を目指します。