都ホテル京都八条の環境への挑戦
都ホテル京都八条では、環境保全に向けた取り組みの一環として、使用済みのアクリル板をアップサイクルする事業を展開しています。最近では、COVID-19の影響で不要になった飛沫防止用アクリル板を再利用し、コースターやバッジに生まれ変わらせることで、新たな商品として地域貢献にもつなげています。
アクリルアップサイクルの背景
2023年、京都市南区に位置する都ホテル京都八条は、環境モデル都市である京都において、積極的に様々なSDGsの施策を進めています。特にプラスチック削減は大きなテーマですが、コロナ禍で約200枚の使わなくなったアクリル板が大量に余っていることから、スタッフ内での会話が始まりました。この結果、アクリル板を利用した新たなプロジェクトが実現したのです。
アプローチと実施
このプロジェクトは「アクリルグッズ等再生利用促進協議会」の協力により、計画が練られました。初期は従来のリサイクル方法を検討していましたが、CO2削減と品質を同時に維持するための方法として、「アップサイクル」が選ばれました。アクリル板は、洗浄、カット、研磨、加飾を経て、ホテルロゴ入りコースターとSDGsバッジに生まれ変わりました。
商品の販売と地域貢献
新たに誕生したコースターは、客室のウォーターサーバー用カラフェと共に使用されています。また、これらのコースターは800円(税込)で販売され、収益は京都の文化や観光資源の保護に役立てられることが計画されています。地域環境への配慮は、ホテルとしての大事な使命であると考えています。
環境への取り組みを強化
アクリルアップサイクルは、廃棄焼却や再原料化によるリサイクルと比較して、CO2排出量を約90%削減する効果があると言われています。また、石油から作られるアクリルは非再生可能な資源であり、リユースやアップサイクルは持続可能な社会を構築するための重要な取り組みです。都ホテル京都八条は、地域社会の発展を目指すことで、より良い未来を共に築いていこうとしています。
おもてなしの心
都ホテル京都八条は、JR・近鉄京都駅八条口から歩いて約2分の便利な立地に位置し、心温まるスタッフのサービスで、ストレスフリーな宿泊体験を提供しています。人々や地域、そして地球とのつながりを重視し、産学連携やSDGsへの取り組みにも力を入れています。2025年3月25日には開業50周年を迎え、その感謝の気持ちを込めて「50年分のご恩返し」をテーマに、100年への新たな旅を情熱をもって続けていきます。
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