京提灯作りの挑戦
2025-03-31 12:27:40

冨永愛が京提灯作りに挑戦!伝統工芸の難しさとは?

冨永愛が京提灯作りに挑戦!



毎週水曜日に放送される番組「冨永愛の伝統to未来」では、冨永愛が京都市にある京提灯の老舗「小嶋商店」を訪れ、そこでの提灯作りに挑戦します。この工房は、江戸時代から続く長い歴史を誇り、日本最古の劇場である南座の大提灯も手掛けています。すでに200年以上にわたって、京都の街を温かい光で彩り、多くのお客様から信頼を受けてきました。

京提灯の製作方法



京提灯には主に2つの製作方法が存在します。ひとつは「巻骨式」で、竹ひごをらせん状に巻いて作る方法です。もうひとつは「地張り式」で、細く割った竹を型に沿わせてつくる方法です。特に京提灯は「地張り式」で製作されており、耐久性に優れています。しかし、この方法は職人が手作業で行うため、非常に手間がかかります。そのため、今では京都市内でこの製法を行う工房は数軒しかありません。

小嶋商店での体験



小嶋商店では、九代目の小嶋護さんとその息子の諒さんが、およそ300年前からの伝統的な製法で京提灯を作り続けています。工房に足を運び、冨永愛が実際に提灯作りに挑戦する様子が番組で紹介されました。最初に挑戦した作業は「糸釣り」です。これは竹の骨を糸で繋ぐ重要な工程で、強度に影響を及ぼします。

冨永はこの作業が非常に難しいことに気付きます。「これ一回緩んできちゃうと、全部緩んでしまいますね」と戸惑いの声を漏らします。すると、諒さんは笑顔で「それぐらいミスしてくれる方が、こっちとしてはありがたいですよ」と応じてくれました。

続いて、冨永は「紙張り」に挑戦。提灯のカーブに沿って和紙を張る作業は特に難易度が高く、「全然出来ない!」と嘆く姿が印象的です。手際よく和紙を張っていく諒さんの技術に感心しきりな様子が映し出されました。

熟練の技



文字入れや絵付けの作業は九代目の護さんが担当。その凹凸のある表面に均一に絵や文字を描くには、長年の経験と技術が求められます。護さんは「失敗が許されないので、やり出した頃は手が震えていました」と、緊張感のあった初期の頃を思い出して語ります。

もちろん、冨永も字入れに挑戦し、難しさを実感。「凸凹しているので真っすぐ塗れない」と、改めて職人の技の深さを痛感します。

現代の需要と新たな挑戦



現代では提灯の需要が減少している中、小嶋商店は新しい商品開発にも力を入れています。特に人気を集めているのがミニ提灯「ちび丸」で、手軽に提灯作りが体験できるキットとして好評を博しています。ユーザーは願い事や好みの絵を入れてオリジナルのミニ提灯を楽しむことができます。

さらに、海外からのオーダーも増えており、国際的な需要にも応えています。

この特集の最後では、「北陸の伝統を未来へ紡ぐ」コーナーで、昨年の能登半島地震で被災した伝統工芸に携わる方々への応援メッセージが紹介されました。

「冨永愛の伝統to未来 京提灯編」は、4月2日(水)22時からBS日テレで放送されます。番組公式SNSでは、冨永のオフショットも配信されていますので、ぜひチェックしてみてください。


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会社情報

会社名
株式会社BS日本
住所
東京都港区東新橋1−6−1日テレタワー23階
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