八雲の怪談を漫画で楽しむ!新刊の魅力
2025年10月3日、株式会社竹書房から新しい書籍『5分で深掘り!小泉八雲のホントの怪談 雑学×漫画』が発売される。この本は、NHKの朝ドラ『ばけばけ』で注目を集めている小泉八雲とその妻セツの素顔を明らかにしつつ、彼らの魅力的な怪談世界を漫画と雑学で紹介する内容になっている。
小泉八雲とセツの関係
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、1850年にギリシャで生まれた後、日本で多くの怪談を翻訳し、創作活動を行った著名な作家だ。その妻、セツは松江の士族の娘であり、八雲が日本文化に親しむための橋渡し役を果たした。彼女は怪談が大好きで、小さい頃から様々な物語を耳にし、八雲に語って聞かせることが多かった。そんな二人は、物語を通じて心の距離を縮めていったという。
新刊内容の見どころ
この書籍は、八雲の怪談を知るための入門書としても最適だ。ただ名作を紹介するだけでなく、あまり知られていない怪談にも焦点を当て、それらをすぐに読める漫画形式で提供している。特筆すべきは、作品に登場するキャラクターや場面についての雑学が充実しており、読者は怪談の背後にある文化や歴史を掘り下げる楽しみがある。
たとえば、著名な怪談の一つである「雪女」の舞台が実は東京の青梅であることや、八雲が「tsunami」という言葉を世界に初めて紹介したという事実など、知られざる一面が数多く紹介されている。また、八雲とセツが怪談を通じてやりとりを楽しんでいた様子も描かれ、二人の仲睦まじい様子を感じ取ることができる。
書誌情報
このムックは四六判で224ページ、予価は1,400円(税別)と、手に取りやすい価格で提供される。出版社の公式サイトにて、書籍の詳細情報や購入方法も確認できる。
作家のプロフィール
著者のラフカディオ・ハーンは、20世紀初頭に活躍した文筆家であり、八雲の名で知られる彼は多くの日本の文化に関する著作を残した。漫画の作画を手がけるのはササキタカシ氏、訳を担当する田辺青蛙氏もそれぞれの分野で高い評価を受けている。
この新刊書籍は、八雲の魅力を再発見するとともに、彼の愛した怪談の新たな楽しみ方を提供してくれるのではないだろうか。気になる方はぜひ手に取ってみていただきたい。