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上勝町の魅力を描く大杉隼平写真展「KAMIKATSU」

四国で最も小さな町、上勝町。この場所は「葉っぱビジネス」や「ゼロ・ウェイスト」を掲げる町として知られていますが、その背景には素晴らしい自然の景観と豊かな文化があります。

上勝町は「樫原の棚田」や国の重要無形民俗文化財に認定された阿波晩茶など、訪れる人々を魅了する数々の名所を抱えています。しかし、現在の人口は約1450人で、その多くが高齢者で構成されています。それにもかかわらず、町の活気は衰えることを知りません。町民の皆さんは、自分らしい生活を営み、地域のつながりを大切にしながら、日々を忙しく過ごしています。

この地域の暮らしには、自然とともに生きるための知恵や工夫が溢れています。「しわしわ、ことこと」という言葉に象徴されるように、焦らず、急がずに過ごす町民たちの姿は、まさに上勝町の宝と言えるでしょう。先祖が守ってきた土地や文化、そして生業を受け継ぎながら、新しい生命を祝福し合う姿勢が根付いています。

このような上勝町の特性と魅力を、世界的に活躍する写真家、大杉隼平さんが捉えた写真展「KAMIKATSU」が開催されることになりました。これにより、上勝町の魅力をより多くの人々に知ってもらうことができます。

大杉さんは、上勝町で行われた写真撮影ワークショップを通じて、地元の小学生や中学生と交流しました。子どもたちはプロの写真家とともに、カメラを使って自分の視点で町の美しさや魅力を発見する経験を得ました。この貴重な活動は、町の未来を担う子どもたちにとって大変意義深いものであり、地域に対する愛着が深まるきっかけとなったことでしょう。

大杉氏が撮影した作品には、上勝町の自然の美しさ、食文化、そして人々の営みが見事に表現されています。これらの写真は、地方の活力や魅力を伝える貴重なメッセージとなり、多くの方々に上勝町の素晴らしさを伝えることが期待されます。

写真展は2回にわたり開催されます。第1弾は、東京都目黒区にあるDAIKANYAMA GARAGEで、2022年5月3日から5月8日まで行われる予定です。入場料は無料で、誰でも気軽に足を運ぶことができます。

第2弾は、徳島県上勝町ゼロ・ウェイストセンターで、2022年5月28日から6月5日まで開催されます。当地を深く知る絶好の機会になるでしょう。地元の特産品や四季折々の風景に触れながら、地域を訪れることができるこの機会をぜひお見逃しなく。

上勝町の魅力を改めて感じられるこの写真展に、ぜひ足を運んでみてください。あなたの目で、上勝町の魅力がどれほど素晴らしいかを体感してみていただければと思います。町民の温かいおもてなしと共に、皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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