#外務省 #渡航注意 #ティグライ州

エチオピア・ティグライ州の現状と渡航に関する注意

エチオピアのティグライ州では、現在、厳しい政治的緊張が続いています。特に2025年に入ってからは、同州の最大政党であるティグライ人民解放戦線（TPLF）内部で派閥が発生し、治安情勢が急速に悪化しています。このような状況下において、渡航を予定している方々や現在滞在されている方々に向けて、最新情報を提供し、注意喚起を行うことが必要です。

政治的対立とその影響

ティグライ州では、2024年後半以降、地方政府を支配する派閥と、TPLFの議長派との間に深刻な対立が見られます。これまで中立を保っていたティグライ防衛軍（TDF）も、今や両派に割れていると伝えられています。特に2025年3月11日以降には、TPLF議長派による自治体庁舎の奪取や職員の拉致事件が各地で報告され、情勢が一層悪化しています。

注意が必要な事象

最近では、メケレ市内やその周辺で、TPLF議長派の行動が目立つようになっています。自治体の施設を奪取したり、職員を狙った誘拐事件が発生しているため、渡航先での安全確保が極めて重要です。退避勧告地域を除いてティグライ州に行く予定の方は、慎重な判断が求められます。また、既に滞在している方は、常に周囲の状況を把握し、自身の安全を最優先に行動してください。

離脱と在留届の重要性

エチオピアに3ヶ月以上滞在する場合、在エチオピア日本国大使館への在留届の提出が義務付けられています。この届出により、緊急時に迅速な連絡が可能になります。また、3ヶ月未満の旅行であっても、渡航先の最新の安全情報を確認し、外務省の「たびレジ」に登録することをお勧めします。

結論

エチオピア・ティグライ州の情勢は、今後も不透明な要素が多く、急激に変化する可能性があります。安全な渡航を確保するためには、迅速な情報収集と危険を避けるための事前対策が必須です。渡航を考えている方は、このような情勢を十分に理解し、安全な移動と生活を心がけてください。

関連リンク

サードペディア百科事典: 外務省 渡航注意 ティグライ州

Wiki3: 外務省 渡航注意 ティグライ州