Pundi XがICOのプレセールで400万ドル以上を達成!
2017年10月28日、仮想通貨決済の革新を目指すフィンテック企業のPundi Xが、ICOのプレセールで615人の投資家から4百万ドル以上を集めることに成功しました。この成果は、同社のプロジェクトに対する期待の高さを反映しています。
資金調達の内訳と目標
プレセールでの調達資金は内訳として、3184ETH、613BTC、そして250,040XEMに分かれています。Pundi Xは、ICO期間中の目標金額280,000ETHに対し、プレICOでのプレセール目標を14,000ETHと設定していましたが、その大半を早期に達成しました。
プレセールには名だたる投資家も参加しており、量的金融の専門家であるKuo Chuen氏やNEMの代表であるLon Wong氏などが著名です。これにより、Pundi Xの信頼性と市場での可能性が一層高まりました。
ICOの開始と資金の使途
正式なICOは2017年11月20日にスタートする予定で、目標調達額は280,000ETHです。1ETHあたり500PXSでのレートで交換が可能であり、獲得した資金は今後3年間にわたって、インドネシア、シンガポール、香港、日本、韓国、タイ、マレーシア、ベトナムなどアジア各国への70万台のPundi X POSデバイスの配布に使用されます。
POSデバイスの原価は約300米ドルで、初回の供給分として10万台を作成するのに3,000万米ドルが必要です。残りの60万台に関しては、トークンの売上やPundi Xのエコシステムからの利益を利用して製造する計画です。
Pundi Xのビジョンとデバイスの機能
Pundi Xは、ビットコインをはじめとする仮想通貨の取引を簡便にすることを目指しており、POSデバイスを通じて現金、カード、モバイルウォレットなどを利用して仮想通貨の売買が行える環境を構築します。これにより、購入した仮想通貨はデジタルウォレットに保存したり、公共料金の支払いや商品購入に利用したりできます。
CEOのZac Cheah氏は、「私たちの目標達成は、ICOセールにおける機関投資家の参加を後押しする自信を与えました。投資家の皆さんの支援に感謝しています」とコメントしました。
小売市場への進出
Pundi Xは、小売店や飲食店でQRコードを利用した決済を可能にする「Pundi-Pundi」モデルを展開しています。このアプリはジャカルタで10万人のユーザーを獲得しており、500以上のビジネスパートナーを短期間で形成しました。これからの拡大が注目される中、Pundi X POSは、今後数年間でアジア地域でのキャッシュレス取引の普及を促進し、市場での競争力を高めていくことでしょう。
ホワイトリストの登録
ICO参加を希望する投資家は、11月20日のICO開始に先立ち、ホワイトリストへの登録が必要です。登録は公式ウェブサイトで行え、期間限定(11月5日から11月19日)での申し込みが求められています。これにより、投資資格を得た投資家だけがICOに参加できる仕組みです。
公式サイト
以上のように、Pundi Xは仮想通貨の普及と取引の簡易化を目指し、今後も多くの期待を集めています。アジア地域でのさらなる進出と成功に注目が集まることでしょう。