和酒フェスin目黒：日本酒の新たな選び方を提案する体験型ブース

和酒フェスin目黒で新たな日本酒の楽しみ方を体験

2023年7月27日から28日にかけて、目黒にて行われた第25回和酒フェスには、2,000人以上が参加しました。このイベントに参加した福井酒造では、多くの来場者に夏酒の魅力を堪能していただきました。暑さの中でも、皆さんの笑顔と共に盛況のうちに終了したとのことです。

新しい選び方、表情を使った日本酒の選定

今回のイベントで注目を集めたのは、「日本酒表情図鑑」というユニークなコンセプトでした。出店したブースでは、お客様が「どんな気分や表情になりたいか」を基に日本酒を選ぶことができる仕組みが用意されていました。これは、日本酒選びをより直感的で楽しいものにするための試みです。

来場者に「なりたい表情から日本酒を選んでみませんか？」と声を掛けると、興味をそそられる方が多かったようで、「面白い！」との反応が続出。普段は辛口を好まない方も、飲んでみるとその美味しさに驚くという新しい発見があったようです。このように、福井酒造のブースでは日本酒と人との新たな出会いが生まれ、多くの会話も交わされました。

「贅沢ぅ」の瞬間を提供

福井酒造が自信を持って紹介した「杜氏の野望」は、多くのお客様に感動を与えました。「あ、分かる、これはこんな気分になる」という声が聞かれるほど、その味わいが「贅沢ぅ」と感じられたようです。このように、日本酒を通じて人々の気持ちや表情が変わる瞬間を体感していただけることは、酒造りの喜びでもあります。

日本酒の可能性を広げる取り組み

「日本酒表情図鑑」のアイデアは、普段は日本酒に親しみのない世代や海外の方々に、日本酒の魅力を知ってもらうための方法を模索した結果誕生しました。福井酒造の社長である福井知裕氏は、110年以上の伝統の中で日本酒の魅力を探求し続け、毎年新しい気持ちで酒造りに取り組んでいるそうです。彼は日本酒の魅力について、温度や湿度、今年の米の出来具合によってさまざまに変化するその味わいの豊かさを語ります。「表情」を共通の言語とし、人々と日本酒との新たな関係を築くことを目指しているのです。

福井酒造は、伝統を守りながら新しい挑戦を続け、日本酒文化をさらに広めていく考えです。これからも多くの方に、日本酒の新しい楽しみ方として「表情図鑑」を体験してもらえることを期待しています。