社会福祉法人元気村グループは、このたび職員約3,500名、65拠点での人事・勤怠管理システムを介護・医療現場に特化した「ケアズ・コネクト」に一斉に切り替えました。2026年6月16日から全拠点で本格的な運用を開始することになり、5月16日からのテスト運用を経て、業界でも注目を集めるこの取り組みは、介護現場の効率化を図るものです。
なぜ勤怠管理の刷新が必要だったのか?
介護現場の勤務形態は非常に多様で複雑です。早番、遅番、夜勤を含むシフトが入り交じり、一つの施設だけでなく複数の施設をまたがって勤務することも少なくありません。また、介護報酬の算定に必要な「常勤換算」の計算も、他の業種とは異なり複雑さを伴います。そのため、元気村グループは長年汎用的な勤怠システムを使用してきましたが、現場独特のニーズに対応しきれず、管理者の手作業に依存する場面も多く見られました。特に給与計算のための作業や、帳票の作成は、現場にとって大きな負担となっていました。
そこで、“ケアズ・コネクト”への全面移行を決定しました。この新しいシステムは、介護現場におけるあらゆる煩わしさを解消する8つの機能を兼ね備えており、期待される効果は計り知れません。
新システムの特長
1.
QRコード打刻: 職員はQRコードをかざすだけで打刻が可能になり、複数施設での勤務もスムーズに管理されます。
2.
シフト登録の簡便化: 介護特有の勤務形態に対応し、多様なシフトパターンをそのまま正確に登録できます。
3.
Excelシフト表の取り込み: 使用中のExcelのシフト表を簡単に取り込むことができ、視覚的に確認しながらシフトを組むことができます。
4.
CSV出力による給与計算: 給与計算に必要なデータを簡単に出力でき、手間が大幅に軽減されます。
5.
勤務形態一覧の出力: 指導基準を満たすために必要な一覧表も簡単に作成でき、帳票作成の時間が削減されます。
6.
常勤換算の自動計算: 月の途中でもリアルタイムに常勤換算の確認ができ、管理業務が効率化されます。
7.
サービス残業のチェック機能: 勤務時間の乖離を監視し、理由を入力することで透明性を持たせます。
8.
有給管理とアラート機能: 自動的に有給を管理し、取得義務に対するアラートも出ます。
導入後の期待
このシステムの導入は、単なる業務の効率化を超え、「職員が働き続けたいと思える現場づくり」を目指しております。人材確保が困難な介護業界において、事務作業を減らし、職員が本来のケア業務に集中できる環境を整えることが定着率向上につながると考えています。
元気村グループは「共に生きる」を理念とし、ご利用者一人ひとりの「生きがい」を追求する「感動介護」を掲げています。今後もICTを積極的に活用し、職員が長く自分らしく働ける環境を整えてまいります。これにより、さらなる質の高い介護サービスの提供が期待されるでしょう。
社会福祉法人元気村グループについて
元気村グループは平成5年に設立され、埼玉県鴻巣市を中心に8つの社会福祉法人を運営しています。「共に生きる」という理念のもと、ご利用者の感動の介護を実現することを目指しています。詳細な情報や採用については公式サイトやInstagramをご覧ください。