NTT東日本が新サービス「おまかせICT診断」を開始し業務改善を支援

NTT東日本が提供する新サービス「おまかせICT診断」

2024年8月5日、東日本電信電話株式会社（NTT東日本）は、企業のオフィス環境に特化した新サービス「おまかせICT診断」の提供受付を開始します。このサービスは、お客様のオフィスのICT環境を調査し、潜在的なリスクを分析した上で、具体的な対策をまとめたレポートを提供するものです。

1. 背景と目的

最近の働き方改革に伴い、多くの企業がクラウドサービスを利用したり、テレワークを導入したりするなど、業務のDX（デジタルトランスフォーメーション）が進められています。しかし、中堅・中小企業においては、IT管理者が不在だったり、業務と兼務であるために、ICT環境の管理が難しい状況が見受けられます。そのため、自社のICT環境への理解が不足し、セキュリティ対策やシステム改善の方針を定められないという事例が多くなっています。

このような課題を受けて、NTT東日本は「おまかせICT診断」サービスを展開し、お客様のオフィスICT環境を見える化することで、リスク診断や対策の提案を行っていきます。

2. サービスの概要

本サービスでは、以下の2つの診断メニューを提供します。

セキュリティリスク診断

この診断では、お客様のネットワークや端末の運用状況をもとに、セキュリティリスクの評価を行います。具体的には、パソコンのセキュリティ状態や、ネットワーク/LANセキュリティ、メールセキュリティ、アクセス管理、情報収集体制の5つの観点から現状を分析します。特に、OSのアップデート状況やウイルス対策ソフトの有無、Wi-Fiの暗号化状況などが確認されます。

LANパフォーマンス診断

この診断は、お客様のネットワークの性能を可視化します。ネットワーク接続機器の状態や、通信速度、ボトルネックの有無などを測定し、運用実態を把握することができます。

診断結果は、具体的な対策を明文化したレポートとしてお客様に提供されます。これにより、現状の問題点を把握し、改善に向けたアクションを明確にすることが可能となります。