四街道市、妊産婦と乳幼児を守る協定を千葉県助産師会と締結
四街道市、助産師支援協定を締結
今年の令和7年7月28日、千葉県四街道市は一般社団法人千葉県助産師会との間で「災害時等における助産師による支援活動協力に関する協定」を締結しました。この協定の目的は、災害などが発生した場合に、専門知識を持つ助産師が妊産婦や乳幼児に対する緊急の健康管理や心身のケアを提供できる体制を整えることです。
協定締結式の概要
協定締結式は、四街道市役所本館の特別会議室で行われ、出席者には四街道市長の鈴木陽介や助産師会の会長・志村千鶴子さんなどが名を連ねました。この場で、協定の意義や具体的な支援内容について説明がされ、参加者たちの関心と理解が深まりました。
協定の具体的な内容
この協定では、以下のような支援活動が盛り込まれています。
1. 妊産婦に対する健康管理と心身のケア:専門の助産師による巡回相談が定期的に行われ、妊産婦の健康状態を把握し、必要なアドバイスやサポートを提供します。
2. 家庭訪問による健康相談:妊産婦の家庭に訪問し、健康や生活における相談を行います。特に、妊婦さんが不安に思っていることや悩みを聞き、具体的なサポートを提案します。
3. 医療機関への搬送要否の判断:妊産婦が必要とする医療支援が求められた場合、彼女たちの搬送がどの程度緊急であるか、その優先順位を決定します。
4. 搬送困難な妊産婦への処置:搬送が難しい状況にある妊産婦に対しては、助産師が現場での救急処置を行います。この部分が特に重要で、命を守る最前線の役割を担うことになります。
5. 緊急時の分娩介助:災害時においても安心して出産できるよう、特別なトレーニングを受けた助産師による分娩介助や、分娩前後の必要な処置が行われることを約束しています。
地域と助産師の連携
この協定を通じて、四街道市は地域の助産師と密に連携し、妊産婦や乳幼児の安全と健康を守るための強固な体制を築くことを目指しています。特に、災害時には医療資源が不足することが多く、これらの支援がどれほど重要であるかを認識する必要があります。助産師が即座に支援に駆けつけられる環境作りが急務となっているのです。
まとめ
四街道市と千葉県助産師会の協定締結は、妊産婦や乳幼児の安全を守るための重要なステップです。今後も地域の健康管理や支援活動の充実に向けた取り組みが期待されます。市民一人ひとりが安心して生活できる町づくりに、大きな影響を与えることでしょう。
会社情報
- 会社名
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四街道市役所
- 住所
- 千葉県四街道市鹿渡無番地
- 電話番号
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043-421-6162