NGO新人を応援するためのクラウドファンディング始動
「未来は変えられる」という言葉には力があります。現在、私たちは終わりの見えない戦争や深刻な気候危機に直面していますが、こうした逆境の中でも自らの手で未来を切り開こうとする人々がいます。それが非政府組織(NGO)で活動する人たちです。
NGOは、一見して意識高い系のように見えるかもしれません。しかし実際には、その活動は楽なものではありません。多くのNGOが批判にさらされ、限られた財源の中で苦闘しています。そのため、新たにNGOに入った若者たちはさまざまな壁に直面します。そのような環境に立ち向かう彼らを支援する取り組みとして、「アーユスNGO新人賞」が存在します。
私たち、認定NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワークはNGOの力を信じ、30年にわたって活動を支えてきました。NGOとの出会いが「不可能を可能にする力」を教えてくれました。この賞は、経験の浅い新人にスポットを当ててその努力を称え、彼らを励ますためのものです。過去の受賞者たちからは、「この賞が自分を支えてくれた」といった声も多く寄せられています。
このたび、私たちはクラウドファンディングを開始しました。目標は80万円で、最終的には110万円を目指します。この資金は、受賞者への賞金(1人20万円、合計60万円)、授賞式やトークイベントの運営費用、報告書の作成や発送費、さらにはクラウドファンディングプラットフォームの手数料などに充てられます。
アーユス賞とは
アーユス賞は、様々な社会的課題に取り組むNGOとの出会いに感謝することから始まった表彰プログラムです。その出会いを通じて、私たちは国際協力活動を継続できています。NGO新人を応援する理由は明確です。2020年代においても、社会課題は未解決のものが多いからです。待っているだけでは解決は期待できません。NGOの活動がなければ、社会の構造を変えようとする声も上がりません。
最近行われた調査によれば、NGOが抱える主な課題は、脆弱な財政基盤や人材不足、後継者育成の遅れ、広報能力の不足です。このような課題を解決するためには、多くの人々からの支援が欠かせません。クラウドファンディングを通じて、頑張っている新人スタッフを支えることで、NGO全体を明るくしていきたいという思いがあります。
これまでに受賞した新人たちのスピーチは非常に感動的で、「この経験が自分を鼓舞した」といった声も聞かれました。NGO活動の現実は厳しいですが、彼らが挑戦し続ける姿は周囲の人々にも勇気を与えています。
私たちの目標は、少しでも多くの新人が未来を切り開けるように手を差し伸べることです。ぜひ、この活動にご協力いただき、彼らの努力を応援してください。彼らがいることで、私たちの未来はより明るいものになるはずです。どうか、よろしくお願いいたします。