大和総研とReceptが次世代型個人情報管理サービス『TrustX』を発表へ

大和総研とReceptの新たな提携

株式会社大和総研と株式会社Receptは、次世代型個人情報管理サービス『TrustX』の提供に向けて、資本業務提携契約を結びました。この新たな取り組みには、DID（分散型識別子）とVC（検証可能な資格）技術が活用されます。

提携の背景

近年、サイバー攻撃や不正アクセスによる個人情報の漏洩が問題視されています。この現状を受け、大和総研とReceptは新たな個人情報管理手法の開発を目指し、2025年1月に基本合意書を取り交わしました。両社はそれぞれの強みを活かし、長期的なパートナーシップのもとで市場を開拓していくことを決定しました。

TrustXの目的と特徴

大和総研は証券業務の基幹システムから高品質なサービスを提供しており、ブロックチェーンやAIなど先端技術の導入を進めています。一方、ReceptはDID/VC技術に特化したスタートアップで、主力プロダクト「proovy」によりデジタル証明書の管理や発行を行っています。

この提携を通じて、両社は独自の技術を融合し、「TrustX」という次世代型個人情報管理サービスを開発します。『TrustX』では、ユーザーの本人確認書類情報をデジタル化し、スマートフォン上に安全に保管。必要に応じて最小限の情報を選択して開示できる仕組みを構築します。さらに、情報の真正性をブロックチェーン技術により確認できるため、安全性も高まります。