ニセコ町、持続可能なまちづくりへ向け旭化成と提携

ニセコ町の新たな挑戦

北海道の美しい自然に囲まれたニセコ町では、人口増加に伴う住居不足が課題となっています。この問題を解決するため、ニセコ町と株式会社旭化成ホームズが連携し、持続可能なまちづくりに挑む新たなプロジェクトが幕を開けました。

プロジェクトの目的

本プロジェクトは、超省エネ型住宅群の建設を通じて、地域の住宅問題を解消することを目的としています。さらに、環境への負荷を低減し、地域経済の循環を促進することも重要なテーマです。特にエネルギーコストの削減を図るため、再生可能エネルギーを活用した取り組みが計画されています。

地域課題の解決を基盤に、ニセコ町は縮退する社会における持続可能なまちづくりを目指しています。その中で、地域住民が心地よく暮らせる環境を整えるだけでなく、性別や世代を超えた多様なコミュニティの形成を重視し、対話と理解を深める社会の創造を追い求めます。

官民連携によるまちづくり

ニセコ町は、地域の事業者や専門家と連携を図り、官民一体となったまちづくりを推進しています。2018年には、ニセコ町が国の「SDGs未来都市」に選定されたことを受けて、これらの取り組みを強化。その一環として、2020年に株式会社ニセコまちが設立され、街区構築事業の実施主体として活動を開始しました。

旭化成ホームズの役割

旭化成ホームズは、1972年に設立され、ALCコンクリート「ヘーベル」を用いた住宅の提供を行ってきた会社です。顧客が安心して長く住み続けられる住まいの提供に力を入れており、最近では「いのち・くらし・人生」を支える商品やサービスの提供を重視しています。

特に、近年の頻発する自然災害に対しても安心して住み続けられるレジリエンスの高い住まいや、気候変動に関する問題について真剣に取り組んでいます。このような旭化成ホームズの思いを背景に、ニセコ町との協業が進められることになったのです。