新しいWebメディア「buycott」がマーケティングに変革をもたらす

新しいWebメディア「buycott」の誕生

日本のマーケティングシーンに新たな風を吹き込むWebメディア「buycott」が登場しました。このメディアは「社会に少し役立つ」という新たな視点を提供し、日常の買い物を通じて消費者が社会貢献に参加できる仕組みを目指しています。

背景と目的

欧米では倫理的消費が浸透し、コーズマーケティングやコーズプロモーションが注目されています。例えば、フェアトレード認証商品は全世界で約7,000億円の市場規模を誇りますが、日本では約90億円と、まだまだ規模が小さいのが現状です。震災後、ボランティアや社会貢献活動に対する関心が高まりはしましたが、消費者が手軽に参加できる仕組みが欠けていることが課題として指摘されています。

「buycott」は、こうした消費者のニーズと企業の取り組みを結び付ける新しいプラットフォームです。中には「社会貢献したいけれど何を選べばいいかわからない」といった消費者が多い一方、企業側でも「もっと自社の取り組みを知ってもらいたい」という声があります。このギャップを埋めるために「buycott」が作られました。

buycottの機能と特徴

「buycott」という名称は、ボイコットの反対の概念から来ています。このWebメディアは、CAFEやFOOD、LIFE、FASHIONなどのカテゴリーに分かれており、消費者は自身の興味に合った情報を簡単に見つけることができます。さらに、社会貢献活動が行われている商品やサービスをキーワード別やNPO別、さらには社会貢献領域別に検索できる機能を搭載しています。

特にスマートフォン専用サイトを用意しているため、買い物の合間に情報をチェックすることができ、手軽に社会貢献を意識した消費行動が可能となります。

株式会社タクトの取り組み

このメディアを運営する株式会社タクトは、Web制作会社としてのスキルを活かし、社会課題に対する情報提供サービスを展開してきました。CSRコンテンツの制作にも豊富な経験を持ち、日本での社会貢献活動を活発化させるためには、一般の人々をどのように巻き込むかが重要であると考えています。

「buycott」は、日常の消費行動を通じて手軽に社会貢献する一歩を提供することで、関心を高め、実践へとつなげるための新しい試みです。日本における社会課題を解決するための小さなきっかけとなることを目指しています。