外国人労働者の実態に迫る新刊が登場
株式会社ジンザイベースの代表、中村大介氏が執筆した書籍『日本人が知らない 外国人労働者のひみつ』が、2024年12月10日に白夜書房から発刊される。この書籍は、在日外国人の実態や日本企業の採用状況についてのリアルな声を集めたもので、多様性のある未来を目指す企業にとって必読となる一冊として期待されている。
外国人材の採用とその背景
外国人材に対するニーズが年々高まる一方で、採用の際には多くの課題も存在する。特に、日本の企業は労働力不足を補うために外国人労働者を積極的に採用するようになったが、彼らが抱える文化や宗教的背景への理解が不足している場合が多い。現実には、外国人材が「自分に合った職場」を求める傾向があり、単に雇用されるだけではない。中村氏は、過去に3000名以上の外国人材と日本企業をマッチングさせてきた中で、多様なエピソードを経験している。
書籍の内容に迫る
本書では、次の5つの章を通じて、日本で働く外国人の実態と課題を詳しく解説している。
1.
「日本人が嫌がる仕事」を支える外国人たち
ここでは、外国人がどのような業種・職種で活躍しているのか、また日本人が避けがちな職場の実情についても触れられる。
2.
外国人の文化、宗教、特殊事情
異文化理解の重要性を強調し、企業がどのようにアプローチすべきかを具体的に示す。
3.
日本で働く外国人社員の本音
日本で働く上での期待と現実のギャップについて、実際の体験談を元に社員が直面する困難を描く。
4.
不法就労の話
外国人労働者が直面する法律的な問題についても言及し、注意が必要なポイントを解説している。
5.
外国人材は企業を救えるか
売り手市場の中で、企業が外国人材に選ばれるためのマネジメント手法を探る。
中村大介氏のプロフィール
中村氏は、1985年に神戸市で生まれた後、近畿大学経営学部を卒業。新規事業開発に従事し、その後、外国人労働者の求人サービスを立ち上げるなど、実績を積んできた。2021年には株式会社ジンザイベースを創業し、コストを抑えた特定技能人材の紹介を行うことを目的とした。