新たな幕開け!『神聖ローマ帝国三十年戦争』第3巻が登場
2025年11月27日(木)、株式会社ワン・パブリッシングから、宮下英樹の人気漫画『神聖ローマ帝国三十年戦争』の第3巻が発売されました。本作は、シリーズ累計1059万部を突破した『センゴク』の著者が手がけるもので、タイトルが示す通りヨーロッパの戦乱を舞台にした作品です。これまでの作品とは異なり、ヨーロッパ史に初挑戦した結果が第3巻として結実しました。
ボヘミアが引き金を引く戦乱の始まり
物語は17世紀初頭、神聖ローマ帝国における宗教的対立が根底にあります。ドイツ、オーストリア、チェコなどからなる帝国は、一見すると一体の国家に見えますが、実際には多くの小国家が集まった反乱の火種を抱えています。この時代、カトリックとプロテスタントの衝突は既に始まっており、小さな火花が大きな炎を引き起こすのも時間の問題でした。
ボヘミア(現チェコ)で新教徒による蜂起が起こり、旧教徒を支えるハプスブルク家のフェルディナントの軍隊が動員され、その結果、三十年にわたる大戦争が始まることになります。
フリードリヒ五世の果敢な挑戦
この物語の主人公フリードリヒ五世は、ボヘミアで興った新教徒を支持し、カトリックのハプスブルク家に立ち向かうために傭兵を派遣します。神聖ローマ皇帝のマティアスが崩御したことで、フリードリヒとフェルディナントの間での皇位継承争いも熾烈を極め、両者は軍事的および政治的な様相で明暗を分け合うことになります。
新たな王位を巡る緊迫感
第3巻では、新たに皇帝に就任したフェルディナントとボヘミア王に選ばれたフリードリヒの駆け引きを描きます。両者はそれぞれ自らの知力、人脈、財力を総動員し、軍事衝突を繰り広げます。この争いは、神聖ローマ帝国内にとどまらず、フランスやスペイン、イギリスなど他国をも吞み込む大規模な紛争へと広がっていきます。
やがて、両者の対決は避けられないものとなり、戦場はビーラー・ホラに設定されます。いずれの軍隊が勝利を手にするのか、今後の展開に目が離せません。
書籍情報と購入リンク
この注目の第3巻は、B6判、税込み770円で発売中。また、電子版もリリースされており、さまざまなプラットフォームで購入可能です。「歴史群像」に連載されていたこの作品の魅力をぜひ体験してみてください。
- - 発売日: 2025年11月27日(木)
- - 著者: 宮下英樹
- - ISBN: 9784651205557
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多くの歴史小説や漫画がファンを魅了していますが、宮下の描くこの作品は、ヨーロッパの複雑な歴史を背景に、ドラマティックな物語展開が期待できる一冊です。ヨーロッパの戦国時代に興味がある方は、ぜひこの機会に手に取ってみてください。