新たな技術創造の拠点「52BASE」が東京都墨田区に誕生

東京都墨田区に、R&Dおよび共創のための新拠点「52BASE」がオープンしました。この拠点は、国内屈指の技術を誇るテクニカルディレクター・コレクティブBASSDRUM（ベースドラム株式会社）と映像音響機材レンタルを手がける株式会社ｋｉｚａｉ（株式会社キザイ）が協力して設立したものです。この新しい施設は、テクノロジーの未来を探求し、実践的な体験を通じて技術者やクリエイターたちが新たなアイデアを育むための場となることを目指しています。

52BASEのコンセプト

「52BASE」は、ただの展示スペースではなく、テクノロジーの可能性を体感できるインタラクティブな空間です。来訪者は、BASSDRUMのメンバーが作り上げたプロトタイプや過去のプロジェクト成果物を直に体験することで、技術の裏に隠れた独創性を感じることができます。この体験を通じて、訪れる人々の創造力が刺激され、新たなコラボレーションが生まれるきっかけになることを願っています。

共創の場としての機能

「52BASE」は、アイデアの試作や初期検証といったプロジェクトのスタート地点としても利用できる実験的な拠点です。参加者が「小さく試しながら共につくる」プロセスを促進し、多様な企業や団体、個人と共に新しい可能性を切り拓くプラットフォームとなることを目指しています。

名称の由来

「52BASE」という名称は、所在地の区画番号「52」と「基地」を意味する「BASE」を組み合わせたものです。この名称には、創造の核となる場所を提供するという意味合いが込められています。また、ロゴには「52」が実際の倉庫構造をモチーフにしており、この場所がものづくりや発想の起点となることを象徴しています。

展示コンテンツの一例

52BASEでは、参加者が興味を持つ多様なコンテンツが展示されています。例えば、音声認識や音声合成、大規模言語モデル（LLM）を用いたリアルタイムアバターコミュニケーションシステム「TalkingHead」や、イベントにより背景やキャラクター画像を簡単に差し替えられるゲームアレンジシステム「カスタポン」など、革新的な技術を体験できるコンテンツが揃っています。

今後の展望

52BASEは、今後も多様な領域でのコラボレーションを推進し、持続可能なテクノロジーの発展に寄与していきます。その一環として、招待制を基本とした交流イベントを行い、参加者同士の意見交換やアイデアの共有を促進します。

新たな技術創造の拠点「52BASE」がその役割を果たし、次世代技術をリードする新しいアイデアが生まれることを期待しています。