TISとインテックが進化させる電話認証サービス
新機能の追加とその背景
TIS株式会社とインテックが共同で開発した「電話認証サービス」に、2026年6月1日から新たにトランザクション認証機能が追加されることが発表されました。この新機能は、電話による本人確認に加え、重要な取引が正当なものであるかを確認するための仕組みを提供します。
トランザクション認証とは、特に重要な手続きが行われる際に、その内容が改ざんされていないか、また利用者の希望通りであるかを確認する手法です。これにより、不正取引を未然に防ぐことができるようになります。
増加するサイバー犯罪への対策
近年、フィッシング詐欺や不正送金などの問題が深刻化し、これに対抗するためには新しい認証方法が求められています。従来のIDやパスワード、ワンタイム認証だけでは不正を完全には防げず、多くの情報漏洩事件が発生しています。TISとインテックはこのような状況を踏まえ、従来の「電話認証サービス」にトランザクション認証機能を組み込むことを決めました。
「電話認証サービス」トランザクション認証機能の仕組み
新機能を利用することで、ユーザーは認証時に音声ガイダンスを通じて具体的な手続き内容を確認できます。この際、攻撃者によって不正に取得された認証情報を使用されたとしても、正規の利用者が意図しない取引内容であればその実行を拒否できます。本機能の主な特徴は以下の通りです。
本人確認と取引確認を同時に実現
新たに加わったトランザクション認証機能では、発信者電話番号を用いて確実な本人認証を行います。これにより、利用者の意思を正確に反映しつつ、取引の正当性をさらに高めることが可能です。
誰でも使いやすいシステム設計
このサービスは、複雑な操作を不要とし、エンドユーザーが使いやすいように設計されています。特別なアプリやデバイスを必要とせず、電話と音声案内だけで完結します。これにより、年齢を問わず、誰でも直感的に利用できるようになっています。
コスト削減を実現
トランザクション認証専用のハードウェアを用意する必要がなく、既存のシステムとの連携が簡単にできるため、導入や運用にかかるコストを大幅に削減できます。
今後の取り組み
今後もTISとインテックは金融分野における高いセキュリティ要求に応えるため、その実績とノウハウを活用し、サービスの付加価値の向上に努めます。また2026年7月1日に両社が合併し、新たに「TISI株式会社」として展開する予定です。合併後の初の公式イベントとして、オンラインで「TIS INTEC Group BUSINESS SUMMIT’26」が開催され、「電話認証サービス」を紹介するパネルディスカッションも実施されます。
まとめ
TISとインテックの「電話認証サービス」にトランザクション認証機能が加わることで、私たちの安全がさらに強化されることになります。今後も続々と進化するこのサービスに大いに期待したいところです。安全なインターネット利用のために、ぜひこの新技術を利用してみてください。