南座で初のLGBTQ結婚式とレインボーフェス開催
京都の歴史ある南座で、初めてのLGBTQ結婚式が行われることが決定し、その関連イベントとして「レインボーフェスin南座」が6月に開催されます。このプロジェクトは、南座で結婚式を挙げたいというSNSでのつぶやきから始まり、わずか3ヶ月で実現したものです。
プロジェクトの意義と目的
このイベントは、LGBTQの方々だけでなく、性的マイノリティに関心がなかった人々にも楽しんでもらえる音楽フェスを通じて、多様な価値観を受け入れる機会を提供します。主催者の藤川美帆さんと西村和子さんは、 LGBTQの人たちが日常生活で直面する不便さや困難について話し合い、「私たちの存在を可視化したい」という思いを強調しています。
例えば、同性カップルは病院での面会が認められなかったり、パートナーの名前を緊急連絡先として書けなかったりするなど、さまざまな制約があります。しかし、イベントを通じてこれらの問題に光を当て、LGBTQの人々が周囲にいることを広く知ってもらうことが目指されています。
イベントの内容
「レインボーフェスin南座」は、2023年7月1日(土)に開演します。その概要は以下の通りです:
- - 14時:結婚式開催
- - 14時半:クラウドファンディングリターン購入者様による花道でのPR
- - 15時:ライブ開始
- - 15時20分:レインボーフラッグを掲げたパレード
- - 15時30分:DJタイム
このフェスでは、音楽アーティストとして本郷綜海さんやDJダイノジが名を連ねており、多彩なパフォーマンスが予定されています。また、参加者がウェディングドレスを着用し、レインボーフラッグを掲げるパレードも行われ、観客も参加できるライブイベントとして盛り上がります。
クラウドファンディングの実施
このプロジェクトの資金調達にはクラウドファンディングが用いられ、5月15日から6月15日までの期間で実施されます。目標金額は300万円で、多彩なリターンが用意されています。例えば、スタッフに昼食を奢る権利や、結婚式で樽酒の鏡開きを行う権利、DJダイノジの舞台で踊る権利など、ユニークな体験も可能です。
まとめ
レインボーフェスin南座は、LGBTQの人々の権利を訴えるだけでなく、社会の中でその存在を可視化し、受容を促進する力強いプロジェクトです。多様性が尊重される社会の実現に向けて、新しい一歩を踏み出すこの試みに、ぜひご注目いただきたいと思います。